平和主義な彼女は、悪く言えば、自分の意見がない子。
そんな彼女が祖母の店で出会った、大人っぽい女子高生。
彼女と過ごす時間は、学校でも家でも居心地の悪さを感じていた主人公にとって、癒しの時間。
少しずつ心を開いていき、仲良くなる2人はとても微笑ましく感じました。
それでもその時間は唐突に終わってしまう。
大人っぽい彼女の嘘の真意。
青春に後悔を置いて来た人なら、誰でも理解できてしまうでしょう。
一度後悔した人は強い。
だから彼女は、主人公の心の支えになれたのかもしれません。
そんな彼女の存在は、嘘で作られたものかもしれない。
だけどきっと、主人公にとっては嘘ばかりではなかったと思います。
2人がまた、笑い合えますように。