ある日、旭が優空をデートに誘った。優空との最後の思い出を作る為に。そして、優空を慰める為に。優空はある程度恋愛経験はある。しかし狸おやじが結婚後に抱かない代わりにと無理矢理、優空を抱いた。その事にショックを受けた優空は、ここ数日間塞ぎ込んでしまった。でも、丘の上の展望台に行くのは辞めなかった。それを見兼ねた旭がデートに誘った。これが一連の流れ。屋内動物園へのデートだ。
 今日がデートの日。動物と触れ合う、その時に魅せる優空の優しい目が旭を引き付ける。楽しい時間は、早く過ぎ気づけば夕方だった。
優空「今日は楽しかった。連れてきてくれてありがとう!」
旭 「どういたしまして。僕も楽しかったよ。」
優空「旭にお願いがある……。」
旭 「どうしたの?」
優空「私を抱いて!」
旭 「へ?」
優空「私の最後の男が、狸おやじなのは嫌なの。最後ぐらい愛する人とがいい。」
旭 「その言葉に後悔はない?」
優空「うん。」