数年後、今日は雫の家への挨拶の日。二人は晴れて結婚する。櫂人の家への挨拶はもう済んでいる。櫂人は元ヤン?というのだが、両親は至って普通だった。ただ、放任主義過ぎる。元ヤンというのになるのもそのせいなのか?そんな事をボヤッと考えていると、母の声が聞こえた。
母 『またボヤッとして。ちゃんと幸せになりなさいよ!』
雫 「えっ。お母さん!?」
櫂人「雫?どうした?ほら、お義母さんに挨拶挨拶。」
雫 「はぁ~い。ちょっと待ってぇ。」
そこには、ふわりと包み込むような笑顔があった。