ここはデスナイトメアキメラが所有する建物内。と云っても、倉庫のような建物だ。
この建物内には、リーダーのラクドサス・ゼノンとダスカがいる。
他のメンバーは、今パーティーでやるクエストがないため個々で動いていた。
因みにラクドサスは、金色に黒のメッシュでセミロングヘアだ。見た目は、優しそうな顔をしている。それと年齢は、二十四歳である。
冒険者ランクは、シルバーストーンだ。
現在、ラクドサスとダスカは話をしていた。
ラクドサスはこの場に似つかわしくないような豪華な椅子に座っている。そして、目の前に立っているダスカを見据えていた。
「……ダスカ、シルフィアが抜けると言ってきた。どうなっているんだ?」
「シルフィアが抜けた……やっぱりそうなんですね」
「ああ、ダスカ……その様子じゃ知っているみたいだな」
そう言われダスカは頷き昨日あったことを話す。
「若い冒険者……男か?」
「はい、調べたんですが。この町に来たばかりらしく……エル・ラルギエという名前とランクがブルーストーン以外、情報はありません」
「ほう……ブルーストーン、か。若いって、いくつだ?」
そう聞かれダスカは、調べてきたことを思い返した。
「……年齢は、分かりませんが。見た目だけなら十七か十八ぐらいかと」
「いつからギルドに登録しているのか分からないが……ブルーストーンのランクか、どうやって上げた? まぁここにくるまでの間に、かなりの依頼をこなしたのは間違いない」
「恐らくはそうかと……それで、そのエルに仕返しをしたいんですが」
そう言いダスカは、ニヤリと笑みを浮かべる。
「仕返し? ってことは、そのエルにやられたってことか」
そうラクドサスは言いダスカを見下すようにみた。
「は、はい……申し訳ありません。ですが、油断していたので……」
そう言いながらもダスカは、ビクビクしている。……ラクドサスが怖いらしい。
「油断、なあ。そうか……それならば、次は勝てるよな?」
「そ、それは……。あ、そうそう……アッチにはシルフィアが居て」
「シルフィア、か。そうだな……こっちに連れ戻すにも、確かにお前だけじゃ役不足だ」
ラクドサスはそう言うと不敵な笑みを浮かべた。
(クッ……馬鹿にしやがって、そのうち見返してやる。今は……堪えるしかねぇよな)
そう思いダスカは、ラクドサスを見据える。
「はあ……そうですね。それで、どうしますか?」
「決まっている。俺が、やる! それに……そのエルとか云うヤツの実力も知りたいしな」
そう言いラクドサスは、ニヤリと笑った。
「じゃあ、オレも行きます」
「いや、お前はこなくていい。ログスとララファとシルフィアが一緒にいるんだろ?」
「そ、そうですが……一人で行くんですか?」
そう言われラクドサスは、不愉快になる。
「当然だ。俺は、一人でも十分やれるからな」
ラクドサスにそう言われダスカは、心の中で舌打ちした。
その後ラクドサスとダスカは、話を終えアジトを去る。
そしてラクドサスは、エルを探し町中を歩いた。
この建物内には、リーダーのラクドサス・ゼノンとダスカがいる。
他のメンバーは、今パーティーでやるクエストがないため個々で動いていた。
因みにラクドサスは、金色に黒のメッシュでセミロングヘアだ。見た目は、優しそうな顔をしている。それと年齢は、二十四歳である。
冒険者ランクは、シルバーストーンだ。
現在、ラクドサスとダスカは話をしていた。
ラクドサスはこの場に似つかわしくないような豪華な椅子に座っている。そして、目の前に立っているダスカを見据えていた。
「……ダスカ、シルフィアが抜けると言ってきた。どうなっているんだ?」
「シルフィアが抜けた……やっぱりそうなんですね」
「ああ、ダスカ……その様子じゃ知っているみたいだな」
そう言われダスカは頷き昨日あったことを話す。
「若い冒険者……男か?」
「はい、調べたんですが。この町に来たばかりらしく……エル・ラルギエという名前とランクがブルーストーン以外、情報はありません」
「ほう……ブルーストーン、か。若いって、いくつだ?」
そう聞かれダスカは、調べてきたことを思い返した。
「……年齢は、分かりませんが。見た目だけなら十七か十八ぐらいかと」
「いつからギルドに登録しているのか分からないが……ブルーストーンのランクか、どうやって上げた? まぁここにくるまでの間に、かなりの依頼をこなしたのは間違いない」
「恐らくはそうかと……それで、そのエルに仕返しをしたいんですが」
そう言いダスカは、ニヤリと笑みを浮かべる。
「仕返し? ってことは、そのエルにやられたってことか」
そうラクドサスは言いダスカを見下すようにみた。
「は、はい……申し訳ありません。ですが、油断していたので……」
そう言いながらもダスカは、ビクビクしている。……ラクドサスが怖いらしい。
「油断、なあ。そうか……それならば、次は勝てるよな?」
「そ、それは……。あ、そうそう……アッチにはシルフィアが居て」
「シルフィア、か。そうだな……こっちに連れ戻すにも、確かにお前だけじゃ役不足だ」
ラクドサスはそう言うと不敵な笑みを浮かべた。
(クッ……馬鹿にしやがって、そのうち見返してやる。今は……堪えるしかねぇよな)
そう思いダスカは、ラクドサスを見据える。
「はあ……そうですね。それで、どうしますか?」
「決まっている。俺が、やる! それに……そのエルとか云うヤツの実力も知りたいしな」
そう言いラクドサスは、ニヤリと笑った。
「じゃあ、オレも行きます」
「いや、お前はこなくていい。ログスとララファとシルフィアが一緒にいるんだろ?」
「そ、そうですが……一人で行くんですか?」
そう言われラクドサスは、不愉快になる。
「当然だ。俺は、一人でも十分やれるからな」
ラクドサスにそう言われダスカは、心の中で舌打ちした。
その後ラクドサスとダスカは、話を終えアジトを去る。
そしてラクドサスは、エルを探し町中を歩いた。