いま、ビー玉のおかげで、
高貴と、1つになろうとしている。



だから、返事は..............................



「私もね、高貴が好きだよっ!」



高貴から貰った、ビー玉を握り締めながら。



高貴の首に腕を回すようにして、
──────ギュッと抱きつくと。



「...............っ、お互い好きだったの、
分かりやすかったのに、やっとなんだけど、」



ほんの少し不満ありげな、
高貴の言葉に、クスッと笑ってしまった。



今まで、お互いに想いを言えずにいたけど。



ほんの少しのことがキッカケで。



前に進めるんだって思うと。



〝ビー玉に、願いごと〟
それは、出来て良かったな。



そう思った私の頬からは.....................



ビー玉のように、
キラキラした感動の涙が溢れた。





fin.