そして..............................
「結子、俺の婚約者になってよ」
高貴は、照れくさそうにそう口にした。
一瞬、なんて言われたのか分からなくって。
方針状態でいたけど..................
「高貴が、ビー玉に取れたらのお願いって、
...............、ずっとそれだった、の?」
私かそう問いかけると。
「当たり前じゃん。
何年、結子のこと好きだと思ってんの」
嘘偽りのない、
真っ直ぐな瞳がこちらを見つめていて。
思わず、──────ドクンと心臓が跳ねる。
私の一方通行だと思ってた気持ちは。