色を失った世界で

青春・恋愛

文月 彩々咲/著
色を失った世界で
作品番号
1711852
最終更新
2023/11/30
総文字数
6,807
ページ数
7ページ
ステータス
完結
いいね数
4
あらすじ
 この世界から色が消えたのは、いつのことだっただろう。人の肌も、青々とした緑が宿る木も、色とりどりの花も、赤黄色の地も、透き通った川も、群青の海も。そして、露草色が広がっているはずの空だって。世界の全てが色を失って、単色になった。今、ここにあるのは一面のモノクロームのみ。

 それでも、私は覚えている。薫ばあちゃんと見上げた露草色の空を。雨空のあとの虹の綺麗さを。空に広がる色彩の深みを。

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