ペチッ。そう響いた音。僕の左頬は真っ赤に染まった。愛璃と凛は、僕を見て顔を隠した。「お前、何がしたいんだ?」晃輝はそう言った。僕は静かに立ち上がった。左頬が痛い、とても痛いそう感じながらでも、ずっと無表情。「まぁ、君の答えは御明答……」とレグルスは僕を指さして言った。「ま、どっちにしろ、モジューレに戻れってことっしょ?」とハマルは言った。晃輝はじっと僕を睨んでいた。天文学、それはあんまり使えない、だけど空は素敵なもの、宇宙は無限大なんだ、そう心の1部で感じながら、左頬をさすった。「御明答って……」晃輝はレグルスを見て呟いた。レグルスは頷いた。愛璃は凛と顔を見合わせて今でも泣きそうだった。
「なんで、僕、叩かれなきゃいけないの?俺もお前のこと気に入らねー、」と僕は晃輝を指さした。ハマルは呆れた顔をして言った。「はぁ、モジューレになんか帰んないんだからね、」と言った瞬間、凛と愛璃は顔を強ばらせた。「な、なんでですか?宇宙が終わるんですよ!?」凛は必死にハマルを見て言った。「んで、どうするわけ?ハマル、戦うのか?」とレグルスはハマルに聞いていた。ハマルは、
「当たり前じゃん、2人の相性が悪いからね、」と言って自分の羊角を撫でた。。

ー今から始まる、獅子と牡羊の戦いが、宇宙の滅亡になるのか……ー


……………………NEXT………………………