ここはログロス村にあるドルムスの屋敷。
あれから泪は青い鳥と話していた。その後、再びドルムスの居る部屋を探し屋敷の周囲を飛んでいる。
(あ、あそこにいた。何をしてるんだろう?)
そう思いながら二階にある部屋の窓にとまった。泪は窓から中を覗きみる。中は書斎みたいだ。
泪の頭の中にドルムスの考えていることが流れてくる。それを察知すると泪は、しばらくドルムスの様子を観察することにした。
▼△★△▼☆▼△
ここはドルムスの書斎。
机上の書類をみながらドルムスは考えごとをしている。
(さて、どうする? 私を狙う者、か。うむ、まだ死ぬ訳にはいかぬ。かといって、城に戻るのも……)
そう思いながら溜息をついた。
(セフィルディは、本当に連れてくるつもりか? フゥ~、そう簡単に村長を任せられる者が現れるとも思えんが……。
万が一という事もある……その時は、城に戻るしかないだろうな)
そう考えるとドルムスは嫌な顔をする。
(そういえばセフィルディは、今日この村の宿屋に泊まると言っていたな。なぜ、この屋敷に泊まらんのだ? 昔から、訳の分からんヤツだったが……今も変わらぬ)
そう思考を巡らせるとドルムスは、書類を置き立ち上がった。
そして窓際までくる。
「ん? もしかして、さっきの鳥か……なぜここに……。まぁ、偶々だろう……」
そう言いドルムスは外の景色を眺める。
「恐らく、みつけてくるだろう……そうなればこの村を出ていかないとな」
ドルムスは寂しげな表情で村を見渡した。
「この村が心配だ。セフィルディがみつけてくる者……大丈夫なのだろうか」
心配になり眉を下げる。
「まぁ、心配しても仕方ないのだがな」
そう言いドルムスは部屋へと向きを変えた。その後、椅子に座り机上に向かい書類をみる。
その様子を泪は、色々と考えながらみていた。
▼△★△▼☆▼△
ここは美咲と司の家。
あれから司は美咲と喧嘩をする。そう、司が泪を家から追い出したからだ。
「司、いくら頭にきたからって……追い出すことないでしょ!」
「あのなぁ、たかが鳥だろ! それに、戻って来たければ……勝手に戻ってくる」
「うう……戻ってこなかったらどうするのよ」
そう言い美咲は泣き出した。
「あーえっと……泣くことないだろ。分かった……余り外に出たくなかったけど、探してくる」
「司……ありがとう。でも、大丈夫なの?」
「ハァ~……まあ大丈夫だろう。別に俺たちの顔が知られてる訳じゃないからな」
司はそう言い玄関の方へと歩き始める。
「あ、私も行く!」
そう言い美咲は司のあとを追ったのだった。
あれから泪は青い鳥と話していた。その後、再びドルムスの居る部屋を探し屋敷の周囲を飛んでいる。
(あ、あそこにいた。何をしてるんだろう?)
そう思いながら二階にある部屋の窓にとまった。泪は窓から中を覗きみる。中は書斎みたいだ。
泪の頭の中にドルムスの考えていることが流れてくる。それを察知すると泪は、しばらくドルムスの様子を観察することにした。
▼△★△▼☆▼△
ここはドルムスの書斎。
机上の書類をみながらドルムスは考えごとをしている。
(さて、どうする? 私を狙う者、か。うむ、まだ死ぬ訳にはいかぬ。かといって、城に戻るのも……)
そう思いながら溜息をついた。
(セフィルディは、本当に連れてくるつもりか? フゥ~、そう簡単に村長を任せられる者が現れるとも思えんが……。
万が一という事もある……その時は、城に戻るしかないだろうな)
そう考えるとドルムスは嫌な顔をする。
(そういえばセフィルディは、今日この村の宿屋に泊まると言っていたな。なぜ、この屋敷に泊まらんのだ? 昔から、訳の分からんヤツだったが……今も変わらぬ)
そう思考を巡らせるとドルムスは、書類を置き立ち上がった。
そして窓際までくる。
「ん? もしかして、さっきの鳥か……なぜここに……。まぁ、偶々だろう……」
そう言いドルムスは外の景色を眺める。
「恐らく、みつけてくるだろう……そうなればこの村を出ていかないとな」
ドルムスは寂しげな表情で村を見渡した。
「この村が心配だ。セフィルディがみつけてくる者……大丈夫なのだろうか」
心配になり眉を下げる。
「まぁ、心配しても仕方ないのだがな」
そう言いドルムスは部屋へと向きを変えた。その後、椅子に座り机上に向かい書類をみる。
その様子を泪は、色々と考えながらみていた。
▼△★△▼☆▼△
ここは美咲と司の家。
あれから司は美咲と喧嘩をする。そう、司が泪を家から追い出したからだ。
「司、いくら頭にきたからって……追い出すことないでしょ!」
「あのなぁ、たかが鳥だろ! それに、戻って来たければ……勝手に戻ってくる」
「うう……戻ってこなかったらどうするのよ」
そう言い美咲は泣き出した。
「あーえっと……泣くことないだろ。分かった……余り外に出たくなかったけど、探してくる」
「司……ありがとう。でも、大丈夫なの?」
「ハァ~……まあ大丈夫だろう。別に俺たちの顔が知られてる訳じゃないからな」
司はそう言い玄関の方へと歩き始める。
「あ、私も行く!」
そう言い美咲は司のあとを追ったのだった。