私はグレイの傍でドルバドスさんから説明を受けていた。
冒険者ランク。やっぱりあるんだ、この世界にも。
ワラランク:1~3
コットンランク:1~3
アサランク:1~3
シルクランク:1~3
ハゴロモランク:最高位
……って、これどうみても服や素材とか諸々。もしかしてこれも、過去に来た聖女がつくったのかな?
そう思いながら聞いている。
聞きながら、ふと思った。
そういえば、勇者っていないのかな? なんで聖女なんだろう。
そうこう考えていると説明が終わる。
「……というわけだ。さて、どうする。グレイの更新の方からにするか?」
「んー、俺の方はルイが終わってからでいい」
「じゃ、嬢ちゃんからにするか」
そう言われ私は、グレイをみたあとドルバドスさんの方を向き頷いた。
「お願いします」
私はプレートをドルバドスさんにみせる。
ドルバドスさんは、そのプレートを一通りみた。
それをみて「なるほど……」と言い納得している。
何を納得したかは分からない。けど、何かに気づいたんだと思う。何か言われるかもと警戒した。
だけどドルバドスさんは、何もみてなかったかのように、淡々と私のプレートを操作し始める。
私は不思議に思った。なんでなのかと……。
「ほれ、登録する項目を作成しといたぞ。あとは、そこに嬢ちゃんの情報を記載して完了だ」
そう言われ私は、プレートを受け取る。
「書き込むって、どうやるんですか?」
そう聞くとグレイが教えてくれた。
「そっかぁ。能力をみる時と同じなんだね」
私はプレートの小さな魔法陣を触る。と同時にプレートが眩く発光した。
発光し終えるとプレートに私の情報が記載されていく。それをドルバドスさんにみせた。
「ヨシ、これで完了だ。あとは仕事を探すだけだ。探す時は、掲示板の貼り紙をみてくれ」
「仕事!? それって、依頼ですよね!」
私は目を輝かせる。
「ああ、そうだ。だが、ランクによってはできねぇのもある」
「そうなんですね。……えっと、みてきていいですか?」
そう聞くとグレイとドルバドスさんは頷いた。
「構わん。で、グレイ。お前の更新なんだが、奥で話しながらでもいいか?」
「ええ、構いません」
そう言うとグレイは私に視線を向ける。
「ルイ、悪い。俺が戻るまでおとなしくここで待っててくれ」
「うん、分かった」
私は、なんの話なのか気になった。だけど、分からないことだろうと思い聞かないことにする。
それを確認するとグレイとドルバドスさんは、カウンターの奥の部屋に向かう。
「どんな依頼があるんだろう」
そう思いながら私はカウンターの左側、ギルドの中央の壁に飾られた掲示版へと向かったのだった。
冒険者ランク。やっぱりあるんだ、この世界にも。
ワラランク:1~3
コットンランク:1~3
アサランク:1~3
シルクランク:1~3
ハゴロモランク:最高位
……って、これどうみても服や素材とか諸々。もしかしてこれも、過去に来た聖女がつくったのかな?
そう思いながら聞いている。
聞きながら、ふと思った。
そういえば、勇者っていないのかな? なんで聖女なんだろう。
そうこう考えていると説明が終わる。
「……というわけだ。さて、どうする。グレイの更新の方からにするか?」
「んー、俺の方はルイが終わってからでいい」
「じゃ、嬢ちゃんからにするか」
そう言われ私は、グレイをみたあとドルバドスさんの方を向き頷いた。
「お願いします」
私はプレートをドルバドスさんにみせる。
ドルバドスさんは、そのプレートを一通りみた。
それをみて「なるほど……」と言い納得している。
何を納得したかは分からない。けど、何かに気づいたんだと思う。何か言われるかもと警戒した。
だけどドルバドスさんは、何もみてなかったかのように、淡々と私のプレートを操作し始める。
私は不思議に思った。なんでなのかと……。
「ほれ、登録する項目を作成しといたぞ。あとは、そこに嬢ちゃんの情報を記載して完了だ」
そう言われ私は、プレートを受け取る。
「書き込むって、どうやるんですか?」
そう聞くとグレイが教えてくれた。
「そっかぁ。能力をみる時と同じなんだね」
私はプレートの小さな魔法陣を触る。と同時にプレートが眩く発光した。
発光し終えるとプレートに私の情報が記載されていく。それをドルバドスさんにみせた。
「ヨシ、これで完了だ。あとは仕事を探すだけだ。探す時は、掲示板の貼り紙をみてくれ」
「仕事!? それって、依頼ですよね!」
私は目を輝かせる。
「ああ、そうだ。だが、ランクによってはできねぇのもある」
「そうなんですね。……えっと、みてきていいですか?」
そう聞くとグレイとドルバドスさんは頷いた。
「構わん。で、グレイ。お前の更新なんだが、奥で話しながらでもいいか?」
「ええ、構いません」
そう言うとグレイは私に視線を向ける。
「ルイ、悪い。俺が戻るまでおとなしくここで待っててくれ」
「うん、分かった」
私は、なんの話なのか気になった。だけど、分からないことだろうと思い聞かないことにする。
それを確認するとグレイとドルバドスさんは、カウンターの奥の部屋に向かう。
「どんな依頼があるんだろう」
そう思いながら私はカウンターの左側、ギルドの中央の壁に飾られた掲示版へと向かったのだった。