私は悩んだ。そして、自問自答した。……本当は答えなんか分かり切っている。私は、聖人でもなんでもない……ただの女子高生。
そんな私が、みんなを救い出せるはずもない。それならやることは一つ……ベルべスクが言うように、デビルミストの追い出し作業を中断する。……それがベストだ。
でも……それで、グレイは納得してくれるかな? ううん、違う。納得させないといけない。そうじゃないと、グレイに負担がかかり……最悪な事態になっちゃう。
そう思い、やっと考えがまとまった。
「そうだね。これ以上、グレイに負担をかけたくない。だけど、みてるだけは嫌……何かやれることないかな」
「そうだな……ルイの能力でこの場の状況、なんとかできないか?」
「能力でかぁ。できるか分からないけど、やってみる。だけど……周りに居る厄災、どうしよう」
そう言い私は、キョロキョロ見回す。
「その間、オレがなんとかする」
「うん、分かった。お願いします。じゃあ、調べてみるね」
それを聞いたベルべスクは頷いた。
私はプレートを取り出して、どの能力を使った方がいいのか調べ始める。
急がなきゃ。えっと……今の状況をなんとかする能力。どれがいいだろう?
そう思いながらプレートを操作した。
そうだなぁ……んー……あっ!? そうだ。プレートの更新をしてみよう。
私はそう思いプレートの右側にある小さな魔法陣に触れる。するとプレートが発光しステータスが更新されていく。
★名前:ルイ・メイノ ★年齢:16 ★職業:受付見習い兼、冒険者 ★特殊能力:見極め
★LV:15 ★HP:15000 ★TP:0 ★MP:750
★攻撃力:7500 ★防御力:15000 ★武器:剣 ★○○…………――――
更新されたプレートを確認すると私は、特殊能力の★に手を添える。するとプレートに、新規と既存の能力が書き込まれていった。
私はその中から選ぶ……。
どれがいいかなぁ。今の状況に合った能力、そうなると……。見極めの方だと、新しいスキルを合わせて……レベル10まで覚えてる。
他のスキルだと……そうだなぁ、結構覚えてるけど。これ絶対、全部は使いきれないだろうなぁ。あははは――……。
てか、そんなことよりも。早く探さないと。
そう思い考えていると……。
「ルイ悪い、急いでくれ! オレはグレイフェズの方に行く。やっぱり、アイツ一人じゃ無理だ」
そう言われ私は、グレイフェズの方を向いた。
「分かった。急いで探すね。だからグレイのこと、お願い」
「ああ、どこまで手伝えるか分からねぇがな」
ベルべスクはそう言いグレイの方へ向かい駆け出す。
それを確認すると私は、再びプレートに目線を向け使うスキルを調べ始めた。
そんな私が、みんなを救い出せるはずもない。それならやることは一つ……ベルべスクが言うように、デビルミストの追い出し作業を中断する。……それがベストだ。
でも……それで、グレイは納得してくれるかな? ううん、違う。納得させないといけない。そうじゃないと、グレイに負担がかかり……最悪な事態になっちゃう。
そう思い、やっと考えがまとまった。
「そうだね。これ以上、グレイに負担をかけたくない。だけど、みてるだけは嫌……何かやれることないかな」
「そうだな……ルイの能力でこの場の状況、なんとかできないか?」
「能力でかぁ。できるか分からないけど、やってみる。だけど……周りに居る厄災、どうしよう」
そう言い私は、キョロキョロ見回す。
「その間、オレがなんとかする」
「うん、分かった。お願いします。じゃあ、調べてみるね」
それを聞いたベルべスクは頷いた。
私はプレートを取り出して、どの能力を使った方がいいのか調べ始める。
急がなきゃ。えっと……今の状況をなんとかする能力。どれがいいだろう?
そう思いながらプレートを操作した。
そうだなぁ……んー……あっ!? そうだ。プレートの更新をしてみよう。
私はそう思いプレートの右側にある小さな魔法陣に触れる。するとプレートが発光しステータスが更新されていく。
★名前:ルイ・メイノ ★年齢:16 ★職業:受付見習い兼、冒険者 ★特殊能力:見極め
★LV:15 ★HP:15000 ★TP:0 ★MP:750
★攻撃力:7500 ★防御力:15000 ★武器:剣 ★○○…………――――
更新されたプレートを確認すると私は、特殊能力の★に手を添える。するとプレートに、新規と既存の能力が書き込まれていった。
私はその中から選ぶ……。
どれがいいかなぁ。今の状況に合った能力、そうなると……。見極めの方だと、新しいスキルを合わせて……レベル10まで覚えてる。
他のスキルだと……そうだなぁ、結構覚えてるけど。これ絶対、全部は使いきれないだろうなぁ。あははは――……。
てか、そんなことよりも。早く探さないと。
そう思い考えていると……。
「ルイ悪い、急いでくれ! オレはグレイフェズの方に行く。やっぱり、アイツ一人じゃ無理だ」
そう言われ私は、グレイフェズの方を向いた。
「分かった。急いで探すね。だからグレイのこと、お願い」
「ああ、どこまで手伝えるか分からねぇがな」
ベルべスクはそう言いグレイの方へ向かい駆け出す。
それを確認すると私は、再びプレートに目線を向け使うスキルを調べ始めた。