「ん~、難しい。読むのは苦手じゃないんだけど……内容がなぁ」
私はベッドの布団の上に本をドサッと無造作に置きゴロンと横になる。
あれから朝食を済ませ部屋でボーっとしていると、数名の従者さんが大量の本を持ってきた。
その後カイルディさんが来て、残りの六日間のうちに読んで理解して下さいと言われる。
「お昼前は、部屋でこの本を読まなきゃかぁ。修練場は、午後からなら利用していいって言ってたから。なんとか、ある程度は読みすすめなきゃね」
そう思い無造作に置いた本を取り再び読み始めた。
――場所は移り、ここは宿舎――
グレイフェズは椅子に座り考え事をしている。
(ルイか……。俺好みのタイプだ。それも十六で若い)
そう思いながらニヤつく。……かなりデレている……異様だ。まぁ、周りに誰もいないことが救いだろう。
グレイは「あー」と言いながら妄想をかき消す。
(……てか、そんなことよりも……。今回の任務は、かなり難しいかもな。だが、やらねえと……。
でも、なんで聖女以外が召喚された? まぁ、召喚したカイルディ様も分からないっていってたし……これは、長期戦になりそうだ。ルイに剣術も教えなきゃならない)
フゥっと溜息をつき真剣な表情で床の一点をみつめた。
「さて、修練場に行くか。ルイがくる前に肩を慣らしておきたいしな」
立ち上がり着替えを始める。その後、修練場に向かった。
――場所は離れの屋敷に戻る――
私は本を読んでいたが、急に自分の能力について調べたくなった。ベットから出てバックの中に仕舞っておいたプレートを取る。
その後、椅子に座りプレートを触ってみた。
んー、あの緑の点なんだったんだろう。今、遠くをみても現れない。
そう思い何か分かるんじゃないかとプレートを隅から隅までみる。★の部分も触ってみた。
攻撃ステータスの上がり方やその部分の解説がプレートの下の空白に表示されるだけだ。
いまいち分かんない。能力を調べても【プローブ】の使い方しか表示されないし。
他に何か分からないかと思いながら目線を移動させる。私は、プレートの小さな魔法陣が視界に入り……。
「これって、もしかして……。能力とかステータスを調べる度に、この魔法陣を触んないと駄目なヤツなんじゃ……」
そう思った私は、魔法陣に触れた。すると眩く発光する。
光が消えるとプレートが書き換えられていく。
「へぇー、なるほどね……」
プレートの表示を確認する。
★名前:ルイ・メイノ ★年齢:16 ★職業:無職 ★特殊能力:見極め
★LV:2 ★HP:2000 ★TP:0 ★MP:100
★攻撃力:1000 ★防御力:2000 ★武器:剣 ★○○…………――――
さっきより上がってる。昨日グレイと対人戦……ううん、そこまで凄くないけど。手合わせしたからだね。
そう思いながら特殊能力の★を触る。
すると【プローブ】の解説のあとに【戦闘時の能力】と表示されていた。
それをみた私は、ニヤリと笑みを浮かべた。
「ヨシッ、試しに修練場でグレイに使ってみよう」
私はベッドの布団の上に本をドサッと無造作に置きゴロンと横になる。
あれから朝食を済ませ部屋でボーっとしていると、数名の従者さんが大量の本を持ってきた。
その後カイルディさんが来て、残りの六日間のうちに読んで理解して下さいと言われる。
「お昼前は、部屋でこの本を読まなきゃかぁ。修練場は、午後からなら利用していいって言ってたから。なんとか、ある程度は読みすすめなきゃね」
そう思い無造作に置いた本を取り再び読み始めた。
――場所は移り、ここは宿舎――
グレイフェズは椅子に座り考え事をしている。
(ルイか……。俺好みのタイプだ。それも十六で若い)
そう思いながらニヤつく。……かなりデレている……異様だ。まぁ、周りに誰もいないことが救いだろう。
グレイは「あー」と言いながら妄想をかき消す。
(……てか、そんなことよりも……。今回の任務は、かなり難しいかもな。だが、やらねえと……。
でも、なんで聖女以外が召喚された? まぁ、召喚したカイルディ様も分からないっていってたし……これは、長期戦になりそうだ。ルイに剣術も教えなきゃならない)
フゥっと溜息をつき真剣な表情で床の一点をみつめた。
「さて、修練場に行くか。ルイがくる前に肩を慣らしておきたいしな」
立ち上がり着替えを始める。その後、修練場に向かった。
――場所は離れの屋敷に戻る――
私は本を読んでいたが、急に自分の能力について調べたくなった。ベットから出てバックの中に仕舞っておいたプレートを取る。
その後、椅子に座りプレートを触ってみた。
んー、あの緑の点なんだったんだろう。今、遠くをみても現れない。
そう思い何か分かるんじゃないかとプレートを隅から隅までみる。★の部分も触ってみた。
攻撃ステータスの上がり方やその部分の解説がプレートの下の空白に表示されるだけだ。
いまいち分かんない。能力を調べても【プローブ】の使い方しか表示されないし。
他に何か分からないかと思いながら目線を移動させる。私は、プレートの小さな魔法陣が視界に入り……。
「これって、もしかして……。能力とかステータスを調べる度に、この魔法陣を触んないと駄目なヤツなんじゃ……」
そう思った私は、魔法陣に触れた。すると眩く発光する。
光が消えるとプレートが書き換えられていく。
「へぇー、なるほどね……」
プレートの表示を確認する。
★名前:ルイ・メイノ ★年齢:16 ★職業:無職 ★特殊能力:見極め
★LV:2 ★HP:2000 ★TP:0 ★MP:100
★攻撃力:1000 ★防御力:2000 ★武器:剣 ★○○…………――――
さっきより上がってる。昨日グレイと対人戦……ううん、そこまで凄くないけど。手合わせしたからだね。
そう思いながら特殊能力の★を触る。
すると【プローブ】の解説のあとに【戦闘時の能力】と表示されていた。
それをみた私は、ニヤリと笑みを浮かべた。
「ヨシッ、試しに修練場でグレイに使ってみよう」