ここはギルドマスターの部屋。エリュードとルイドとゴルイドは、リムがライルを探し連れてくるまでの間それぞれ案をだしながら待っていた。
しばらくして扉を叩く音が聞こえてくる。と同時に扉が開き、リムとライルが部屋の中に入ってきた。
二人はエリュード達の近くまでくる。そして、軽く頭を下げリムが話し始めた。
「マスター。ライルさんをみつけて参りました」
「うむ。思ったよりも早かったな」
「はい、ギルドを出たら外におりましたので」
そう言いリムはライルをチラッとみる。
「あっ、はい。エリュードやミスズのことが心配であとを追ってきました」
「ほう、なるほど。冷酷だと言う噂と違い、思っていたよりも温和な性格のようだな」
そう言われライルは、あまり褒められたことがなかったため照れてしまい顔を赤らめた。
「そう言われたのは初めてです」
そう言ったあとライルは「ありがとうございます」と軽く頭を下げる。
「それで、ミスズが突然消えたって聞いたのですが」
そう聞かれルイドは、このあと話すことをリムに聞かれると何かとまずいと思った。
「そうだったリム、お前にやってもらいたいことがある--」
その内容を聞きリムは少し考えたあと頷く。
「分かりました。早急に依頼を各ギルドに手配して参ります」
そう言うとリムは、会釈をしたあと部屋を出てギルドの受付へと向かった。
それを確認しルイドは話し出す。
「さて、ライルも来たことだし話を進めるとするか」
ルイドがそう言うと三人は頷いた。
そしてルイドは、ライルに美鈴が消えた経緯と今まで三人で話し合ったことを伝える。
「じゃあミスズは、女神の力でどこかに飛ばされた可能性があるってことよね」
「ああ、だが断言できない。でも女神に召喚され、野獣の住処で処分されそうになったのは事実だ」
「うん、エリュードが言いたいことは分かるけど。もし女神の仕業だとして、どうやって探すつもり?」
その言葉を待っていたかのようにルイドは口を開いた。
「それでなんだがライル。今側に使い魔はいるか?」
「あー、えっと……」
どう返答したらいいのかとライルは言葉に詰まってしまう。
ヴァウロイはライルの側で姿を消しその話を聞いていた。そして、ルイドが言いたいことが分かりライルの左肩付近に姿を現す。
「なるほどニャ。ボクにミスズを探せと、それは別に構わないのニャ。だけど、誰がボクの存在を、」
そう言いながらエリュードをジト目でみる。
「ヴァウロイ、なんで俺をみるっ! お前の存在を教えたのはゴルイドだ」
「フーン、まあいいのニャ。ボクもミスズが心配だし、」
そう言いフワフワ浮きながらルイドの方を向いた。
「お前が使い魔のヴァウロイか。みた感じ魔族の使い魔のようだが、まあいい、いないよりはましだ」
ルイドはヴァウロイを汚いものをみるような目でみる。
「……いないよりまし。って、うにゃぁぁぁーっ!? ムカついたのニャ。確かにボクは魔族の使い魔ニャ。だけど、」
「ほう、怒ったのか? うむ、知能を持った使い魔か……。なるほど、お前のご主人様は頭のいい魔族のようだな」
そう言い口角を上げ笑みを浮かべた。
「褒めてるのか、貶してるのか分からないのニャ。ウグゥ……でも、分かったニャ。手を貸すのは嫌だけど、ミスズが心配だし仕方ないから協力するのニャ」
「そうしてくれると助かる。だが、俺の指示に従ってもらうからなっ!」
「……分かったのニャ。それで探すのはいいけどニャ。ミスズが、消えた場所まで案内して欲しいのニャ」
そう言われルイドは、頷き席を立ち「コッチに来い」と手招きする。
それをみたヴァウロイは、姿を消しルイドのあとを着いていった。
そしてエリュードとゴルイドとライルは、そのあとを追ったのだった。
しばらくして扉を叩く音が聞こえてくる。と同時に扉が開き、リムとライルが部屋の中に入ってきた。
二人はエリュード達の近くまでくる。そして、軽く頭を下げリムが話し始めた。
「マスター。ライルさんをみつけて参りました」
「うむ。思ったよりも早かったな」
「はい、ギルドを出たら外におりましたので」
そう言いリムはライルをチラッとみる。
「あっ、はい。エリュードやミスズのことが心配であとを追ってきました」
「ほう、なるほど。冷酷だと言う噂と違い、思っていたよりも温和な性格のようだな」
そう言われライルは、あまり褒められたことがなかったため照れてしまい顔を赤らめた。
「そう言われたのは初めてです」
そう言ったあとライルは「ありがとうございます」と軽く頭を下げる。
「それで、ミスズが突然消えたって聞いたのですが」
そう聞かれルイドは、このあと話すことをリムに聞かれると何かとまずいと思った。
「そうだったリム、お前にやってもらいたいことがある--」
その内容を聞きリムは少し考えたあと頷く。
「分かりました。早急に依頼を各ギルドに手配して参ります」
そう言うとリムは、会釈をしたあと部屋を出てギルドの受付へと向かった。
それを確認しルイドは話し出す。
「さて、ライルも来たことだし話を進めるとするか」
ルイドがそう言うと三人は頷いた。
そしてルイドは、ライルに美鈴が消えた経緯と今まで三人で話し合ったことを伝える。
「じゃあミスズは、女神の力でどこかに飛ばされた可能性があるってことよね」
「ああ、だが断言できない。でも女神に召喚され、野獣の住処で処分されそうになったのは事実だ」
「うん、エリュードが言いたいことは分かるけど。もし女神の仕業だとして、どうやって探すつもり?」
その言葉を待っていたかのようにルイドは口を開いた。
「それでなんだがライル。今側に使い魔はいるか?」
「あー、えっと……」
どう返答したらいいのかとライルは言葉に詰まってしまう。
ヴァウロイはライルの側で姿を消しその話を聞いていた。そして、ルイドが言いたいことが分かりライルの左肩付近に姿を現す。
「なるほどニャ。ボクにミスズを探せと、それは別に構わないのニャ。だけど、誰がボクの存在を、」
そう言いながらエリュードをジト目でみる。
「ヴァウロイ、なんで俺をみるっ! お前の存在を教えたのはゴルイドだ」
「フーン、まあいいのニャ。ボクもミスズが心配だし、」
そう言いフワフワ浮きながらルイドの方を向いた。
「お前が使い魔のヴァウロイか。みた感じ魔族の使い魔のようだが、まあいい、いないよりはましだ」
ルイドはヴァウロイを汚いものをみるような目でみる。
「……いないよりまし。って、うにゃぁぁぁーっ!? ムカついたのニャ。確かにボクは魔族の使い魔ニャ。だけど、」
「ほう、怒ったのか? うむ、知能を持った使い魔か……。なるほど、お前のご主人様は頭のいい魔族のようだな」
そう言い口角を上げ笑みを浮かべた。
「褒めてるのか、貶してるのか分からないのニャ。ウグゥ……でも、分かったニャ。手を貸すのは嫌だけど、ミスズが心配だし仕方ないから協力するのニャ」
「そうしてくれると助かる。だが、俺の指示に従ってもらうからなっ!」
「……分かったのニャ。それで探すのはいいけどニャ。ミスズが、消えた場所まで案内して欲しいのニャ」
そう言われルイドは、頷き席を立ち「コッチに来い」と手招きする。
それをみたヴァウロイは、姿を消しルイドのあとを着いていった。
そしてエリュードとゴルイドとライルは、そのあとを追ったのだった。