ここはレインライムの冒険者ギルドの外側。
そしてギルドの建物とその隣りの建物の間では、なぜかリムとライルが真剣な表情で話をしていた。
そうあれからリムは受付に立ち寄り、カウンターの奥の方に向かう。
そしてそこに置いてある、収納ケースの鍵を開け探索用のプレートを取り出した。
その後ギルドを出て、プレートをみながらライルを探し始める。するとプレートは、ライルの居場所を指し示した。
それをみたリムは、近くにライルがいることに気づきギルドの建物と建物の間を覗いてみる。
隠れていたライルは、みつかってしまい逃げようと思った。
だがリムに呼び止められる。
『ライルさん、待ってください。マスターからの伝言です。緊急事態が発生したので、すぐマスターの部屋まで来て欲しいとのことです』
それを聞きライルは、何事かと思い立ち止まり『こっちに来て』とリムに言った。
そして現在__ライルは、リムから美鈴が突然消えたと告げられる。
「ちょっと待って……ミスズが目の前で消えた。って、まさかそんなぁ。それが本当なら探さないと」
「ええ。それでギルマスから、ライルさんを連れてくるようにと言われ」
「そっか。そういう事なら行かないとね」
そう言うとライルはギルドへと向かった。
「あっ! 待ってください……」
リムは慌ててライルを追いかける。
一方ヴァウロイは、姿を消したままフワフワ浮きながらライルのあとを追っていた。
(ミスズが消えた。これって一大事だニャ。恐らく女神の仕業だと思うニャ。だけど、なんでそうなったのニャ?)
そう思考を巡らせる。
その頃、美鈴はと言うと__暗くて広い洞窟の中にいた。
いきなりここに飛ばされ美鈴は、何が起きたのか分からずポカンと口を開け立っている。
天井から雫が一滴、美鈴の頭の上に落ちた。
すると美鈴は、ハッと我に返り辺りを見回しながら濡れている頭をさする。
「えっと、ここどこ? なんでウチ、こんなとこにいるの。確かギルドにいたはず。でも、……」
なんで自分がこんな所にいるのかと思い悩んだ。
(んーどうして……ん? 待って、これって、もしかしてあのケバ女神の仕業なんじゃ。
そうだとしたら、ウチをずっと監視してたってこと? でもそれならもっと早い段階に……)
そうこう自問自答していると、洞窟の奥の方から「ギャオォォーンっ!」と雄叫びが聞こえてきた。
「えっ!? ちょっ、まさかっ!」
顔が青ざめ美鈴は、ビクビクしながら後退りする。
(かなり大きな鳴き声なんだけど。これって、まさかドラゴンとか巨大な魔獣とかなんじゃ。だけどなんで……。
って、ここに飛ばしたのがあのケバ女神ならあり得る。ウチを処分するためにね。でも、そもそもウチ一人で戦えるの? 不安しかないんだけど)
そして美鈴は、迫りくる未知の生物に恐怖しながら、どうこの場を切り抜けるかを模索していた。
そしてギルドの建物とその隣りの建物の間では、なぜかリムとライルが真剣な表情で話をしていた。
そうあれからリムは受付に立ち寄り、カウンターの奥の方に向かう。
そしてそこに置いてある、収納ケースの鍵を開け探索用のプレートを取り出した。
その後ギルドを出て、プレートをみながらライルを探し始める。するとプレートは、ライルの居場所を指し示した。
それをみたリムは、近くにライルがいることに気づきギルドの建物と建物の間を覗いてみる。
隠れていたライルは、みつかってしまい逃げようと思った。
だがリムに呼び止められる。
『ライルさん、待ってください。マスターからの伝言です。緊急事態が発生したので、すぐマスターの部屋まで来て欲しいとのことです』
それを聞きライルは、何事かと思い立ち止まり『こっちに来て』とリムに言った。
そして現在__ライルは、リムから美鈴が突然消えたと告げられる。
「ちょっと待って……ミスズが目の前で消えた。って、まさかそんなぁ。それが本当なら探さないと」
「ええ。それでギルマスから、ライルさんを連れてくるようにと言われ」
「そっか。そういう事なら行かないとね」
そう言うとライルはギルドへと向かった。
「あっ! 待ってください……」
リムは慌ててライルを追いかける。
一方ヴァウロイは、姿を消したままフワフワ浮きながらライルのあとを追っていた。
(ミスズが消えた。これって一大事だニャ。恐らく女神の仕業だと思うニャ。だけど、なんでそうなったのニャ?)
そう思考を巡らせる。
その頃、美鈴はと言うと__暗くて広い洞窟の中にいた。
いきなりここに飛ばされ美鈴は、何が起きたのか分からずポカンと口を開け立っている。
天井から雫が一滴、美鈴の頭の上に落ちた。
すると美鈴は、ハッと我に返り辺りを見回しながら濡れている頭をさする。
「えっと、ここどこ? なんでウチ、こんなとこにいるの。確かギルドにいたはず。でも、……」
なんで自分がこんな所にいるのかと思い悩んだ。
(んーどうして……ん? 待って、これって、もしかしてあのケバ女神の仕業なんじゃ。
そうだとしたら、ウチをずっと監視してたってこと? でもそれならもっと早い段階に……)
そうこう自問自答していると、洞窟の奥の方から「ギャオォォーンっ!」と雄叫びが聞こえてきた。
「えっ!? ちょっ、まさかっ!」
顔が青ざめ美鈴は、ビクビクしながら後退りする。
(かなり大きな鳴き声なんだけど。これって、まさかドラゴンとか巨大な魔獣とかなんじゃ。だけどなんで……。
って、ここに飛ばしたのがあのケバ女神ならあり得る。ウチを処分するためにね。でも、そもそもウチ一人で戦えるの? 不安しかないんだけど)
そして美鈴は、迫りくる未知の生物に恐怖しながら、どうこの場を切り抜けるかを模索していた。