ヴァウロイはヴァンディロードに連絡をするため、美鈴とエリュードから南東の方角に移動し遠ざかる。
一方エリュードは今なら美鈴を連れて逃げられると思った。
(あの使い魔がいない今なら逃げられる。だが、ミスズがすんなり俺についてくると思うか?
いいや無理だろうな。今のミスズはあの使い魔を信じきってる。
ってことは強引になるが、無理やり連れてここを離れるしかない)
そう思いヴァウロイの方をチラッとみると大丈夫かどうか確認する。
(よしっ! 今ならこっちをみていない)
そう思いエリュードは美鈴の方を向いた。と同時に美鈴を抱きかかえる。
すると美鈴は、急に抱きかかえられたため大声を出しそうになった。
それに気づきエリュードは、ヴァウロイに勘づかれるとまずいと思い咄嗟に美鈴の口を手で塞ぐ。
「悪い、ちょっとだけ黙っててくれ」
そう小声で言われ美鈴は、何がなんだか分からなかったが軽く頷いた。
それを確認するとエリュードは、再び美鈴を抱きかかえ直す。
すると、ヴァウロイがいる方角とは反対側である北西の方角へ猛ダッシュしようとした。
だがその時__エリュードの目の前で『カチャッ』と音がし空中に魔法陣が現れる。
それと同時に『ドッカァ〜ン!!』っと大きな音とともに爆発し、エリュードと美鈴は真っ黒焦げになりバタンッと倒れた。
「あの使い魔。よくも……やりやがった、な。グフッ……」
その後エリュードは何か言おうとしたが、気力がなくなっていきそのまま気絶する。
「ちょ、なんでこうなった。って、重い……」
美鈴はわけが分からないまま爆発に巻き込まれ、エリュードの下敷きになり気絶した。
一方ヴァウロイはその爆発の音を聞きニヤリと笑みをみせる。
「ふぅ〜、危なかったニャ。やっぱり逃げようとしたのニャ。罠を仕掛けておいて正解だったニャ」
(まぁあの程度で、死ぬような二人じゃないと思うから大丈夫だニャ)
それを確認すると、ヴァンディロードに連絡をするため左手を目の前に翳した。すると、左手に黒石の腕輪が現れる。
それと同時に、その腕輪の黒い石に右手を添えると小さく魔法陣を描いた。すると、腕輪の黒い石が光りだす。
その後、通信がつながり今の状況をヴァンディロードに連絡した。
一方エリュードは今なら美鈴を連れて逃げられると思った。
(あの使い魔がいない今なら逃げられる。だが、ミスズがすんなり俺についてくると思うか?
いいや無理だろうな。今のミスズはあの使い魔を信じきってる。
ってことは強引になるが、無理やり連れてここを離れるしかない)
そう思いヴァウロイの方をチラッとみると大丈夫かどうか確認する。
(よしっ! 今ならこっちをみていない)
そう思いエリュードは美鈴の方を向いた。と同時に美鈴を抱きかかえる。
すると美鈴は、急に抱きかかえられたため大声を出しそうになった。
それに気づきエリュードは、ヴァウロイに勘づかれるとまずいと思い咄嗟に美鈴の口を手で塞ぐ。
「悪い、ちょっとだけ黙っててくれ」
そう小声で言われ美鈴は、何がなんだか分からなかったが軽く頷いた。
それを確認するとエリュードは、再び美鈴を抱きかかえ直す。
すると、ヴァウロイがいる方角とは反対側である北西の方角へ猛ダッシュしようとした。
だがその時__エリュードの目の前で『カチャッ』と音がし空中に魔法陣が現れる。
それと同時に『ドッカァ〜ン!!』っと大きな音とともに爆発し、エリュードと美鈴は真っ黒焦げになりバタンッと倒れた。
「あの使い魔。よくも……やりやがった、な。グフッ……」
その後エリュードは何か言おうとしたが、気力がなくなっていきそのまま気絶する。
「ちょ、なんでこうなった。って、重い……」
美鈴はわけが分からないまま爆発に巻き込まれ、エリュードの下敷きになり気絶した。
一方ヴァウロイはその爆発の音を聞きニヤリと笑みをみせる。
「ふぅ〜、危なかったニャ。やっぱり逃げようとしたのニャ。罠を仕掛けておいて正解だったニャ」
(まぁあの程度で、死ぬような二人じゃないと思うから大丈夫だニャ)
それを確認すると、ヴァンディロードに連絡をするため左手を目の前に翳した。すると、左手に黒石の腕輪が現れる。
それと同時に、その腕輪の黒い石に右手を添えると小さく魔法陣を描いた。すると、腕輪の黒い石が光りだす。
その後、通信がつながり今の状況をヴァンディロードに連絡した。