入り口から目ざとくコルネリアの食べていたメレンゲクッキーを見つけると、そのまま一目散に彼女の元へと向かい小皿にあったそれを自らの口に放り込む。
その様子を見てやはり甘いものが好きなんだな、と実感したコルネリアは小皿にあった最後のメレンゲクッキーもレオンハルトに差し出す。
「いいのかい?」
「はい、私は十分いただきましたから」
コルネリアのその言葉に甘えてレオンハルトはメレンゲクッキーをもう一つ手に取って口に入れる。
これまでに見たことがないほどに顔を綻ばせて、蕩けるような表情をするレオンハルトを見て、コルネリアはやっぱりこの人は可愛い人だなと思った。
マスターもはあ、とため息を吐くとまたコーヒーの豆を挽き始める。
すると、レオンハルトは今度は少し口をとがらせるようにしてコルネリアとマスターを交互に見つめると、何か言いたそうな雰囲気を醸し出す。
「何か文句があるなら言え」
その雰囲気をいち早く察知したマスターは手元のミルから視線を逸らすことなくレオンハルトに告げる。
(何か私、いけないことをしてしまっていたでしょうか?)
その様子を見てやはり甘いものが好きなんだな、と実感したコルネリアは小皿にあった最後のメレンゲクッキーもレオンハルトに差し出す。
「いいのかい?」
「はい、私は十分いただきましたから」
コルネリアのその言葉に甘えてレオンハルトはメレンゲクッキーをもう一つ手に取って口に入れる。
これまでに見たことがないほどに顔を綻ばせて、蕩けるような表情をするレオンハルトを見て、コルネリアはやっぱりこの人は可愛い人だなと思った。
マスターもはあ、とため息を吐くとまたコーヒーの豆を挽き始める。
すると、レオンハルトは今度は少し口をとがらせるようにしてコルネリアとマスターを交互に見つめると、何か言いたそうな雰囲気を醸し出す。
「何か文句があるなら言え」
その雰囲気をいち早く察知したマスターは手元のミルから視線を逸らすことなくレオンハルトに告げる。
(何か私、いけないことをしてしまっていたでしょうか?)