カフェでまったりとしていた後、レオンハルトは少し仕事があるからと席を外すことになった。
馬車で待たせるのも申し訳ないからと、カフェで待つようにお願いをされたコルネリアは二杯目の飲み物となるラテを飲んでいた。
ソファに一人で座っていて手持無沙汰にはなっているが、窓の外から見える草花の景色が気に入ってそちらを眺めている。
(レオンハルト様は毎日お忙しそうにお仕事をなさっている。私も何かお手伝いできたらいいのだけど……)
そんな風に心の中で思っていたコルネリアに、意外にも普段口数の少ないマスターのほうから声をかけられた。
「ヴァイス公爵夫人とお呼びしたらよろしいでしょうか」
「え? あ、その、どんな風に呼んでいただいても問題ございません」
「かしこまりました」
だが、少し時間が経つにつれてなんとなく違和感を覚えてコルネリアは自分の発言を修正する。
「その、もしよろしかったら、コルネリアと呼んでいただけないでしょうか。その、レオンハルト様ととても仲が良さそうでしたので」
馬車で待たせるのも申し訳ないからと、カフェで待つようにお願いをされたコルネリアは二杯目の飲み物となるラテを飲んでいた。
ソファに一人で座っていて手持無沙汰にはなっているが、窓の外から見える草花の景色が気に入ってそちらを眺めている。
(レオンハルト様は毎日お忙しそうにお仕事をなさっている。私も何かお手伝いできたらいいのだけど……)
そんな風に心の中で思っていたコルネリアに、意外にも普段口数の少ないマスターのほうから声をかけられた。
「ヴァイス公爵夫人とお呼びしたらよろしいでしょうか」
「え? あ、その、どんな風に呼んでいただいても問題ございません」
「かしこまりました」
だが、少し時間が経つにつれてなんとなく違和感を覚えてコルネリアは自分の発言を修正する。
「その、もしよろしかったら、コルネリアと呼んでいただけないでしょうか。その、レオンハルト様ととても仲が良さそうでしたので」