「あ、そうだ。今日、実は仕事で少し街に出るんだけど、もしよかったら一緒に行かないかい?」
「え、私がでしょうか。お屋敷を出てよろしいのですか?」
「もちろん構わないよ。わたしと一緒じゃなくても護衛をつけて好きに街に出ていいからね」
「ありがとうございます。では今回、ぜひご一緒させていただいてもよろしいでしょうか」
「ああ、食事を終えたら準備をしておいで」
「はい!」
コルネリアはテレーゼに外出用のドレスを選んでもらい、着替えてレオンハルトの元に向かう。
王都の華やかな街に出かける、しかも初めてのデートということで思いっきりおしゃれをした。
普通のメイドであれば、ドレスを見立ててそして髪を結って……としているとかなり時間がかかるのだが、テレーゼは非常に優秀で髪結いが普通のメイドの半分以下の時間でできるほど得意であった。
しかも何パターンもアレンジができ、ささっと髪をいじってみせながら主人であるコルネリアの好みの髪型にしていく。
こうしたテレーゼの優秀さもあり、レオンハルトを待たせることなく準備ができ、二人はミハエルとテレーゼに見送られながら王都の街へと向かった──
「え、私がでしょうか。お屋敷を出てよろしいのですか?」
「もちろん構わないよ。わたしと一緒じゃなくても護衛をつけて好きに街に出ていいからね」
「ありがとうございます。では今回、ぜひご一緒させていただいてもよろしいでしょうか」
「ああ、食事を終えたら準備をしておいで」
「はい!」
コルネリアはテレーゼに外出用のドレスを選んでもらい、着替えてレオンハルトの元に向かう。
王都の華やかな街に出かける、しかも初めてのデートということで思いっきりおしゃれをした。
普通のメイドであれば、ドレスを見立ててそして髪を結って……としているとかなり時間がかかるのだが、テレーゼは非常に優秀で髪結いが普通のメイドの半分以下の時間でできるほど得意であった。
しかも何パターンもアレンジができ、ささっと髪をいじってみせながら主人であるコルネリアの好みの髪型にしていく。
こうしたテレーゼの優秀さもあり、レオンハルトを待たせることなく準備ができ、二人はミハエルとテレーゼに見送られながら王都の街へと向かった──