「あの、私が間違っていたら申し訳ないのですが、本当にそうなのでしょうか? レオンハルト様なのでしょうか?」

 その答えを聞いた男の子はおもむろに毛布をめくって自らの顔を出すと、そのまま目を逸らしながら頷いた。
 コルネリアは自分の仮説が当たったものの、どうしていいかわからずひとまずレオンハルトに尋ねる。

「どうしてそのようなお姿に……?」
「うん……話せば長くなるんだけど……聞いてくれるかい?」

 コルネリアは大きく頷いた──