「いいえ、もしかして素っ気なかったのはこれのためですか?」
「ああ、その、プレゼントをサプライズで渡したかったけど、なんとなく口走ってしまいそうで。数日不安にさせたなら、ごめん」

 星形の飾りの中に光る淡い紫の宝石は、朝日に照らされて輝いている。
 その飾りを愛おしそうになでたあと、コルネリアは彼に抱き着いた。

「私も、レオンハルト様への愛が重すぎるかもしれないと、少し素っ気ない態度をとってしまいました。ごめんなさい」

 ぎゅっと彼を抱きしめながら目に涙をためて謝る。
 そんな彼女の謝罪を聞いて全ての行動の意味が納得できたのか、彼は微笑んだ。

「よかった、嫌われたわけじゃなくて」
「嫌うなんてっ!! その、大好きです……」

 あまりにストレートな愛情表現に、彼の心は燃え上がった。

「コルネリア、ごめん我慢できないかも」
「え……?」

 そう言って彼は彼女をベッドに押し倒すと、そのまま彼女の唇を貪る。

「レオンハルト、さま……」
「可愛すぎ。コルネリア」

 そんな言葉と共に彼の溺愛は続く。

「んっ……」

 何度も当てられる唇に思わず吐息が漏れる。