コルネリアが目を覚ますと、何か違和感を覚えてそちらに視線を向けた。
「レオンハルト様っ!?」
自分の隣には愛しい夫であるレオンハルトが眠っている。
そのはだけたシャツから見える胸板からはとんでもない色気を放っていた。
咄嗟にシーツで顔を隠して彼を見ないようにしてもう一度声をかける。
「レオンハルト様……?」
それでも聞こえてくるのが、彼の静かな寝息だけ──
(確か昨日は遅くまで仕事をなさっていたはずじゃあ……)
寝る前に挨拶に行った際に、今日は一緒に眠れないんだ、と申し訳なさそうに言われた。
そんな言葉を思い出して、彼女は必死に頭の中で否定する。
(いえっ! 決してその、寂しいから一緒に寝たいなんて事ではないんですよ!?)
シーツの中に隠した顔は少し赤らんでおり、頭を軽く左右に振った。
彼女がこんなことを心の中で思うわけには理由があった。
最近、夫であるレオンハルトの態度が素っ気ない気がしていたのだ。
「レオンハルト様っ!?」
自分の隣には愛しい夫であるレオンハルトが眠っている。
そのはだけたシャツから見える胸板からはとんでもない色気を放っていた。
咄嗟にシーツで顔を隠して彼を見ないようにしてもう一度声をかける。
「レオンハルト様……?」
それでも聞こえてくるのが、彼の静かな寝息だけ──
(確か昨日は遅くまで仕事をなさっていたはずじゃあ……)
寝る前に挨拶に行った際に、今日は一緒に眠れないんだ、と申し訳なさそうに言われた。
そんな言葉を思い出して、彼女は必死に頭の中で否定する。
(いえっ! 決してその、寂しいから一緒に寝たいなんて事ではないんですよ!?)
シーツの中に隠した顔は少し赤らんでおり、頭を軽く左右に振った。
彼女がこんなことを心の中で思うわけには理由があった。
最近、夫であるレオンハルトの態度が素っ気ない気がしていたのだ。