食事を終えて自室に戻りながら、クリスティーナとリュディーは昔話をする。
「レオンハルトは元気?」
「はい、騎士団長は忙しくなさっております」
「そう……」
なんとなくいきなり彼自身のことを聞きづらくて、共通の知り合いである幼馴染の事を口にしてしまう。
あの頃と違って身長を高くなった彼になかなか見ることができない。
(どうしよう……顔、見れない……)
彼のことを気にすると、なんとなく呼吸が荒くなってしまい、それをごまかすために頻繁にため息をつく。
部屋についたところで、彼はクリスティーナに声をかけた。
「王女殿下、本日はこちらで失礼いたします」
そう言って長い髪をさらりと流した彼の袖を無意識に掴んでしまう。
「──王女、殿下?」
「……クリスティーナ……」
「え?」
「名前で、呼んで? お願い」
彼は少し戸惑ったように目を泳がせて頬をかくと、小さな声で呟いた。
「クリスティーナ様……」
「──っ!!! あ、ありがとう!! 今夜はもう寝るわ! 明日もよろしく」
「え? あ、かしこまりました」
「それじゃあっ!!」
「レオンハルトは元気?」
「はい、騎士団長は忙しくなさっております」
「そう……」
なんとなくいきなり彼自身のことを聞きづらくて、共通の知り合いである幼馴染の事を口にしてしまう。
あの頃と違って身長を高くなった彼になかなか見ることができない。
(どうしよう……顔、見れない……)
彼のことを気にすると、なんとなく呼吸が荒くなってしまい、それをごまかすために頻繁にため息をつく。
部屋についたところで、彼はクリスティーナに声をかけた。
「王女殿下、本日はこちらで失礼いたします」
そう言って長い髪をさらりと流した彼の袖を無意識に掴んでしまう。
「──王女、殿下?」
「……クリスティーナ……」
「え?」
「名前で、呼んで? お願い」
彼は少し戸惑ったように目を泳がせて頬をかくと、小さな声で呟いた。
「クリスティーナ様……」
「──っ!!! あ、ありがとう!! 今夜はもう寝るわ! 明日もよろしく」
「え? あ、かしこまりました」
「それじゃあっ!!」