王族同士の結婚が破談となり、そしてミストラル国第二王子の不祥事が明るみになったことで世間への衝撃は大きかった。
ミストラル国王からは正式な謝罪がおこなわれ、第二王子の王位継承権の剥奪ならびに、二国からの永久追放が決まった。
一方、その第二王子と結託して暗躍していたローマンも捕縛され、一生獄に繋がれる身となった。
「では、やはりレオンハルト様の呪いはローマンが」
「ああ、第二王子と手を組んでいた黒魔術師に依頼してかけたそうだ」
王宮での仕事を終えてヴァイス邸に戻ったレオンハルトは、出迎えたコルネリアに仔細を伝えていく。
コートを脱いでクローゼットにしまうと、ソファに腰かけて一息つく。
連日後処理で忙しかった彼は、夕日の光でうとうととしてしまう。
そんな彼の隣にぴとりと身体をつけながら座るコルネリアは、何かに気づいたように身体を離してレオンハルトをまじまじと見つめる。
「コルネリア……?」
「あの……もうすぐ、夜ですよね?」
「あ、ああ」
ミストラル国王からは正式な謝罪がおこなわれ、第二王子の王位継承権の剥奪ならびに、二国からの永久追放が決まった。
一方、その第二王子と結託して暗躍していたローマンも捕縛され、一生獄に繋がれる身となった。
「では、やはりレオンハルト様の呪いはローマンが」
「ああ、第二王子と手を組んでいた黒魔術師に依頼してかけたそうだ」
王宮での仕事を終えてヴァイス邸に戻ったレオンハルトは、出迎えたコルネリアに仔細を伝えていく。
コートを脱いでクローゼットにしまうと、ソファに腰かけて一息つく。
連日後処理で忙しかった彼は、夕日の光でうとうととしてしまう。
そんな彼の隣にぴとりと身体をつけながら座るコルネリアは、何かに気づいたように身体を離してレオンハルトをまじまじと見つめる。
「コルネリア……?」
「あの……もうすぐ、夜ですよね?」
「あ、ああ」