感情を露わにしながらも品よく紅茶を飲む様は、美しく絵画のよう。
「そういえば、最近はリュディーのカフェに行ってる?」
「あ、はいっ! つい一昨日もレオンハルト様と一緒に伺いました。今度はレモンケーキが新発売されていて、ついいただいてしまいました」
「あら、それは美味しそうね! 今度リュディーに言って分けてもらおうかしら」
そう言いながら、シフォンケーキを口にする。
クリスティーナは顔を綻ばせて、目の前に座るコルネリアに「食べて」と勧める。
二人は好みのものが合うようで、何かと意気投合してはこうして共有し合って楽しんでいた。
「そういえば、リュディーさんがクリスティーナ様のご様子を気にされてました」
「えっ?!」
ものすごく高い声で驚いた返事をすると、瞬きの回数を多くしては少し落ち着きのない表情を浮かべる。
コルネリアはその変化を感じ取り、首を傾げた。
すると、こほん、と咳払いをしたあとでゆっくりとコルネリアに問いかける。
「──リュディーはなんて?」
「え?」
「なんか私のこと言ってた?」
「えっと、最近ご公務が多くて睡眠時間が少なくなってそうだから心配だと」
「そういえば、最近はリュディーのカフェに行ってる?」
「あ、はいっ! つい一昨日もレオンハルト様と一緒に伺いました。今度はレモンケーキが新発売されていて、ついいただいてしまいました」
「あら、それは美味しそうね! 今度リュディーに言って分けてもらおうかしら」
そう言いながら、シフォンケーキを口にする。
クリスティーナは顔を綻ばせて、目の前に座るコルネリアに「食べて」と勧める。
二人は好みのものが合うようで、何かと意気投合してはこうして共有し合って楽しんでいた。
「そういえば、リュディーさんがクリスティーナ様のご様子を気にされてました」
「えっ?!」
ものすごく高い声で驚いた返事をすると、瞬きの回数を多くしては少し落ち着きのない表情を浮かべる。
コルネリアはその変化を感じ取り、首を傾げた。
すると、こほん、と咳払いをしたあとでゆっくりとコルネリアに問いかける。
「──リュディーはなんて?」
「え?」
「なんか私のこと言ってた?」
「えっと、最近ご公務が多くて睡眠時間が少なくなってそうだから心配だと」