コルネリアはかなり読書のペースが速く、自分の部屋にある本はある程度読んでしまっていた。
なので、数日前にレオンハルトからいくつか本をまとめて借りてきていたのだが、それを思い出してそのコーナーにある本を取ってパラパラとめくる。
その中で一冊可愛らしいリボンが飾りにある赤い本があったため、それが目について取り上げる。
「これは……」
どんな本なのだろうと目を通すと、それは童話のようだった。
思わず好奇心を刺激されたコルネリアはじっとそれを見つめる。
なぜか既視感を覚えたその本はよく思い出すと、シスター長に昔読んでもらった絵本だったのだ。
「確か、これって……」
ふと目を落としたページの中で一際輝いて目に入ってきた言葉があった。
『恋』
その言葉をきっかけにコルネリアの中でたくさんの感情が渦巻き出した。
そして最後にレオンハルトの笑顔と、好きと言われたときの表情、そして声がこだまする。
ああ、もしかして、これって……。
コルネリアは自分が恋をしているのだと気づいた──
なので、数日前にレオンハルトからいくつか本をまとめて借りてきていたのだが、それを思い出してそのコーナーにある本を取ってパラパラとめくる。
その中で一冊可愛らしいリボンが飾りにある赤い本があったため、それが目について取り上げる。
「これは……」
どんな本なのだろうと目を通すと、それは童話のようだった。
思わず好奇心を刺激されたコルネリアはじっとそれを見つめる。
なぜか既視感を覚えたその本はよく思い出すと、シスター長に昔読んでもらった絵本だったのだ。
「確か、これって……」
ふと目を落としたページの中で一際輝いて目に入ってきた言葉があった。
『恋』
その言葉をきっかけにコルネリアの中でたくさんの感情が渦巻き出した。
そして最後にレオンハルトの笑顔と、好きと言われたときの表情、そして声がこだまする。
ああ、もしかして、これって……。
コルネリアは自分が恋をしているのだと気づいた──