すると、そんな彼に近づき話し始めるもう一人のシスターがいた。
「レオンハルト様、お久しぶりでございます」
「おや、ニア様。コルネリアを連れてくるのが遅くなり、申し訳ございません」
「いえ、シスター長も喜んでおります」
コルネリアを育てていたシスターは、シスター長というここの責任者であり、子供たちの一番の「母」である。
そしてそんなシスター長を支えるシスターが、ニアであった。
ニアは30代後半に差し掛かっているが、ここではまだ若手の部類。
実際コルネリアがいた少し前にこの教会にやってきていた。
そんなニアはレオンハルトに声をかける。
「コルネリア……いえ、もうコルネリア様と呼んだほうがよいですね」
「いや、私は気にしないし、特にここ周辺で呼び名を咎める者はいないでしょう。それに彼女おそらく敬称はよしてほしいというはずですよ」
そうでしょうか、では……、とまだ少し遠慮がちに話を続けた。
「先日のお話通り、コルネリアには週に一度ほど孤児院の子供たちの面倒をみていただこうかと思っているのですが、よろしいでしょうか」
「レオンハルト様、お久しぶりでございます」
「おや、ニア様。コルネリアを連れてくるのが遅くなり、申し訳ございません」
「いえ、シスター長も喜んでおります」
コルネリアを育てていたシスターは、シスター長というここの責任者であり、子供たちの一番の「母」である。
そしてそんなシスター長を支えるシスターが、ニアであった。
ニアは30代後半に差し掛かっているが、ここではまだ若手の部類。
実際コルネリアがいた少し前にこの教会にやってきていた。
そんなニアはレオンハルトに声をかける。
「コルネリア……いえ、もうコルネリア様と呼んだほうがよいですね」
「いや、私は気にしないし、特にここ周辺で呼び名を咎める者はいないでしょう。それに彼女おそらく敬称はよしてほしいというはずですよ」
そうでしょうか、では……、とまだ少し遠慮がちに話を続けた。
「先日のお話通り、コルネリアには週に一度ほど孤児院の子供たちの面倒をみていただこうかと思っているのですが、よろしいでしょうか」