最初こそ彼の横で妻として同じく挨拶をしていたのだが、少し込み入った話をするようになってきたため、コルネリアは気を利かせて少し離れたところでパーティーを楽しむことにした。
しばらくしてパーティーの空気感にも少し慣れてきた頃、1時間ぶりくらいに一人になっている様子のレオンハルトを見つけた。
(レオンハルト様っ!)
レオンハルトを待つ間も他の令嬢や夫人たちから挨拶を受けており、その対応で少し気疲れをしたコルネリアは夫のもとに行こうとする。
しかし、彼のもとにたどり着く少し前に彼に近づく美しい女性がいた。
(ご挨拶かしら?)
そんな風に見守っていたコルネリアだったが、二人の距離が他の皆よりも近い事に気づく。
(誰なんでしょうか、あの方は。それにこのざわつきは何?)
コルネリアの心の奥に眠っていたドロドロとした感情がうごめき出した瞬間だった──
しばらくしてパーティーの空気感にも少し慣れてきた頃、1時間ぶりくらいに一人になっている様子のレオンハルトを見つけた。
(レオンハルト様っ!)
レオンハルトを待つ間も他の令嬢や夫人たちから挨拶を受けており、その対応で少し気疲れをしたコルネリアは夫のもとに行こうとする。
しかし、彼のもとにたどり着く少し前に彼に近づく美しい女性がいた。
(ご挨拶かしら?)
そんな風に見守っていたコルネリアだったが、二人の距離が他の皆よりも近い事に気づく。
(誰なんでしょうか、あの方は。それにこのざわつきは何?)
コルネリアの心の奥に眠っていたドロドロとした感情がうごめき出した瞬間だった──