彼女はアンリの口元にだんごを差し出すと、少しだけためらわれた様子で恐る恐るアンリが口にした。
「あ、甘いのか……!」
「はい、私があまり甘いのが得意ではないので、控え目ですが、素敵な食感ではありませんか?!」
「ああ、甘いのもいいがこのもちもちとした感じがいいな。ほら、エリーヌも」
「んぐっ!」
美味しさの共有をしたいタイプのアンリはすぐさま皿にあったもう一本の串をとって、彼女の口にほおりこむ。
もぐもぐとしてなかなか言葉を発せないエリーヌを、嬉しそうに少々変態気味に見つめている。
ようやく飲み込んだ彼女は抗議した。
「そんなにまじまじ見ないでください!」
「え~だってハムスターみたいにもぐもぐしてるエリーヌも可愛いじゃん」
「その、最近、か、可愛いって言いすぎてませんか?」
「え? いや、別に今まではの……」
脳内で言っていた──と口走りそうになったが、以前変人だと言われたことを思い出し、今度は変態とい割れるのではないかと思い、口をつぐんだ。
咳払いをして少し目を逸らすと、ぼそりと呟いた。
「だって、可愛いんだもん」
「──っ!!」
「あ、甘いのか……!」
「はい、私があまり甘いのが得意ではないので、控え目ですが、素敵な食感ではありませんか?!」
「ああ、甘いのもいいがこのもちもちとした感じがいいな。ほら、エリーヌも」
「んぐっ!」
美味しさの共有をしたいタイプのアンリはすぐさま皿にあったもう一本の串をとって、彼女の口にほおりこむ。
もぐもぐとしてなかなか言葉を発せないエリーヌを、嬉しそうに少々変態気味に見つめている。
ようやく飲み込んだ彼女は抗議した。
「そんなにまじまじ見ないでください!」
「え~だってハムスターみたいにもぐもぐしてるエリーヌも可愛いじゃん」
「その、最近、か、可愛いって言いすぎてませんか?」
「え? いや、別に今まではの……」
脳内で言っていた──と口走りそうになったが、以前変人だと言われたことを思い出し、今度は変態とい割れるのではないかと思い、口をつぐんだ。
咳払いをして少し目を逸らすと、ぼそりと呟いた。
「だって、可愛いんだもん」
「──っ!!」