一ページ
魔王軍の人1「お前、逃げようとするな!」
女の子「どうか、助けてくれる方、いませんか!」
ネクロ(どうしよう、助けたいけど味方に敵である人間を助ける所を見られるわけにはいかないしな)
ネクロが何かを思いつた顔をする
二ページ
ネクロ(できるかわからないけどうやるしかない)
ネクロは透明になる魔法を使い自分を透明な姿にした
ネクロ(よし!初めてうまくいった)
ネクロ(この魔法がうまくいくコツがだいたいわかったぞ)
三ページ
ネクロは女の子の方に近づき、そっと声をかけた。
ネクロ「大丈夫だ、こっちへ来て!」
女の子は驚きながらもネクロの声に従い、ネクロは女の子の手をつなぐ
ネクロは煙を巻く魔法を使う
四ページ
魔王軍の人2「どこだ、この女!」
ネクロは女の子と全速力でその場から逃げた
そしてネクロと女の子は走り疲れ座って休む
それからネクロの透明になる魔法が切れる
五ページ
女の子はネクロの角を見る
息切れしながらこう言う
女の子「魔族であるあなたがなんで人間である私を助けたの?」
ネクロ「君を助けたのは、ただ単に人間である君が助けを求めていたからだよ。種族に関係なく、誰かが困っている時に手助けするのは当たり前のことだと僕は思うけどね」
ネクロ「人間や魔族がお互い差別する必要はないと思うし、助け合うことが大切だと思うんだよ」
女の子「そうだね、私も助け合うことが大切だと思う」
六ページ
女の子「えーと、それで名前はなんというの?」
ネクロ「僕はネクロ」
女の子「私はエリーザ。助けてくれてありがとう、ネクロ」
ネクロ「エリーザ、君はこの山で迷子になったのか?」
七ページ
エリーザ「はい、登山していたんですが、途中で道に迷ってしまって…」
ネクロ「大丈夫。道を知っているからこれから一緒に山を下りよう」
ネクロとエリーザは一緒に山を散策しながら下りふもとまで着いた
エリーザ「ありがとう、ネクロ。本当に助かったよ」
八ページ
かっこつけながらそう言う
ネクロ「どういたしまして。君が無事でいればそれでいい」
エリーザ「またどこかで出会えたらいいね」
ネクロ「そうだね、またどこかで……」
エリーザ「それじゃあ」
ナレーション「エリーゼはネクロに笑顔で大きく手を振りながら去っていった」
九ページ
修行の場所に戻るネクロ
そこに怒っている顔で待っているエリン
エリン「遅い!今まで何やっていたんだ!」
おどおどしながらこう言うネクロ
ネクロ「まあ、ちょっと散策を……」
十ページ
エリン「ちょっとどころじゃないだろ!」
ネクロ「すいません……」
エリン「まあいい、修行の続きをするぞ」
ネクロ「はい!」
ナレーション「エリンに人間の女の子を助けたから遅れましたとは口が裂けても言えないネクロだった」
十一ページ
そして場面は変わりダンケと魔王軍の幹部達がテーブルに集まり椅子に座る
魔王軍の幹部1「魔王様、こんな所に私達を呼び出したのはなぜですか?」
ダンケは真剣な表情をしている
ダンケ「これから重大な決断をする」
十二ページ
周りざわつき始める
魔王軍の幹部2「それはなんですか?魔王様」
数秒の沈黙後こう言った
ダンケ「一か月後、魔王軍による世界征服を開始する」
また周りがざわつき始める
十三ページ
魔王軍の幹部3「それは本当ですか?魔王様」
ダンケ「今度は人間を絶滅させ、完全な支配を目指す。我々の支配が世界を変え、新しい秩序を築くのだ」
魔王軍の幹部たちは悪辣な笑みを浮かべ、再び世界を支配することへの意気込みを示していた。
ダンケ「かつての魔王が倒れたことで、我々の存在が軽視されてきた。それが変わる唯一の方法は、再び力を見せつけることだ」
十四ページ
魔王軍の幹部2「では、どのような計画を立てるつもりですか?」
ダンケ「まず、各地に散らばった魔王軍の残党を再結集させ、力を取り戻す。そして、人間たちに我々の存在を思い知らせる。力を以て世界を征服するのみだ」
十五ページ
次の日、ネクロの家にて
ダンケとネクロとサマラは朝食を食べている。
ダンケ「ネクロ、修行の方はどうだ?」
ネクロ「順調だよ。特訓のおかげで魔法の力が強くなって透明になる魔法もマスターしたよ」
ダンケ「良いぞ、ネクロ。お前が次の魔王としての資質を身につけてくれることを期待している」
十六ページ
そしてダンケは顔色の表情を険しい顔になりこう話す
ダンケ「そうだ、ネクロ、サマラ。今から一か月後に魔族により世界征服を開始することが決まった」
ネクロとサマラはダンケの言葉に驚きの表情を浮かべる。
サマラ「一か月後なの?」
ダンケ「そうだ、我が軍は再び世界を制圧する準備が整いつつある。人間を絶滅させ
新たな秩序を築くのだ」
十七ページ
ネクロ「でも、父さん人間たちとの共存の可能性はないの?」
ダンケは強い口調で言った。
ダンケ「共存など甘言だ。我々の力で支配し、新たな秩序を築かねばならない。それこそが魔王の使命だ」
ネクロは複雑な表情でダンケを見つめる。
ネクロ(サラ、コナー、シン……)
回想で真人(ネクロ)が冒険者パーティー達と楽しく冒険している様子
十八ページ
ネクロ(そしてエリーザ……)
ここも回想でネクロがエリーザと山で仲良く散策している様子
ナレーション「ネクロの心にはエリーザとの出会いや、かつての勇者パーティー達のこと思い出していて人間との共存に対する思いが深く根付いていた。
十九ページ
ネクロの家 夜 一人ベッドで横になっている
ネクロ(また戦いが始まってしまうのか……)
ネクロ(このままだと多くの人間と魔族が戦いで殺されていく)
ネクロ(何とかダンケを止めたいが止められる人なんていないだろうな)
二十ページ
ナレーション「一か月後」
魔王軍の侵略後、家などが壊れ建物から火が出て火事になっている様子
その光景を見たネクロは心が痛み悲しい表情をする
ネクロ「また始まってしまった……」
ナレーション「ネクロは今の自分じゃ何もできないことに悔んでいた」
魔王軍の人1「お前、逃げようとするな!」
女の子「どうか、助けてくれる方、いませんか!」
ネクロ(どうしよう、助けたいけど味方に敵である人間を助ける所を見られるわけにはいかないしな)
ネクロが何かを思いつた顔をする
二ページ
ネクロ(できるかわからないけどうやるしかない)
ネクロは透明になる魔法を使い自分を透明な姿にした
ネクロ(よし!初めてうまくいった)
ネクロ(この魔法がうまくいくコツがだいたいわかったぞ)
三ページ
ネクロは女の子の方に近づき、そっと声をかけた。
ネクロ「大丈夫だ、こっちへ来て!」
女の子は驚きながらもネクロの声に従い、ネクロは女の子の手をつなぐ
ネクロは煙を巻く魔法を使う
四ページ
魔王軍の人2「どこだ、この女!」
ネクロは女の子と全速力でその場から逃げた
そしてネクロと女の子は走り疲れ座って休む
それからネクロの透明になる魔法が切れる
五ページ
女の子はネクロの角を見る
息切れしながらこう言う
女の子「魔族であるあなたがなんで人間である私を助けたの?」
ネクロ「君を助けたのは、ただ単に人間である君が助けを求めていたからだよ。種族に関係なく、誰かが困っている時に手助けするのは当たり前のことだと僕は思うけどね」
ネクロ「人間や魔族がお互い差別する必要はないと思うし、助け合うことが大切だと思うんだよ」
女の子「そうだね、私も助け合うことが大切だと思う」
六ページ
女の子「えーと、それで名前はなんというの?」
ネクロ「僕はネクロ」
女の子「私はエリーザ。助けてくれてありがとう、ネクロ」
ネクロ「エリーザ、君はこの山で迷子になったのか?」
七ページ
エリーザ「はい、登山していたんですが、途中で道に迷ってしまって…」
ネクロ「大丈夫。道を知っているからこれから一緒に山を下りよう」
ネクロとエリーザは一緒に山を散策しながら下りふもとまで着いた
エリーザ「ありがとう、ネクロ。本当に助かったよ」
八ページ
かっこつけながらそう言う
ネクロ「どういたしまして。君が無事でいればそれでいい」
エリーザ「またどこかで出会えたらいいね」
ネクロ「そうだね、またどこかで……」
エリーザ「それじゃあ」
ナレーション「エリーゼはネクロに笑顔で大きく手を振りながら去っていった」
九ページ
修行の場所に戻るネクロ
そこに怒っている顔で待っているエリン
エリン「遅い!今まで何やっていたんだ!」
おどおどしながらこう言うネクロ
ネクロ「まあ、ちょっと散策を……」
十ページ
エリン「ちょっとどころじゃないだろ!」
ネクロ「すいません……」
エリン「まあいい、修行の続きをするぞ」
ネクロ「はい!」
ナレーション「エリンに人間の女の子を助けたから遅れましたとは口が裂けても言えないネクロだった」
十一ページ
そして場面は変わりダンケと魔王軍の幹部達がテーブルに集まり椅子に座る
魔王軍の幹部1「魔王様、こんな所に私達を呼び出したのはなぜですか?」
ダンケは真剣な表情をしている
ダンケ「これから重大な決断をする」
十二ページ
周りざわつき始める
魔王軍の幹部2「それはなんですか?魔王様」
数秒の沈黙後こう言った
ダンケ「一か月後、魔王軍による世界征服を開始する」
また周りがざわつき始める
十三ページ
魔王軍の幹部3「それは本当ですか?魔王様」
ダンケ「今度は人間を絶滅させ、完全な支配を目指す。我々の支配が世界を変え、新しい秩序を築くのだ」
魔王軍の幹部たちは悪辣な笑みを浮かべ、再び世界を支配することへの意気込みを示していた。
ダンケ「かつての魔王が倒れたことで、我々の存在が軽視されてきた。それが変わる唯一の方法は、再び力を見せつけることだ」
十四ページ
魔王軍の幹部2「では、どのような計画を立てるつもりですか?」
ダンケ「まず、各地に散らばった魔王軍の残党を再結集させ、力を取り戻す。そして、人間たちに我々の存在を思い知らせる。力を以て世界を征服するのみだ」
十五ページ
次の日、ネクロの家にて
ダンケとネクロとサマラは朝食を食べている。
ダンケ「ネクロ、修行の方はどうだ?」
ネクロ「順調だよ。特訓のおかげで魔法の力が強くなって透明になる魔法もマスターしたよ」
ダンケ「良いぞ、ネクロ。お前が次の魔王としての資質を身につけてくれることを期待している」
十六ページ
そしてダンケは顔色の表情を険しい顔になりこう話す
ダンケ「そうだ、ネクロ、サマラ。今から一か月後に魔族により世界征服を開始することが決まった」
ネクロとサマラはダンケの言葉に驚きの表情を浮かべる。
サマラ「一か月後なの?」
ダンケ「そうだ、我が軍は再び世界を制圧する準備が整いつつある。人間を絶滅させ
新たな秩序を築くのだ」
十七ページ
ネクロ「でも、父さん人間たちとの共存の可能性はないの?」
ダンケは強い口調で言った。
ダンケ「共存など甘言だ。我々の力で支配し、新たな秩序を築かねばならない。それこそが魔王の使命だ」
ネクロは複雑な表情でダンケを見つめる。
ネクロ(サラ、コナー、シン……)
回想で真人(ネクロ)が冒険者パーティー達と楽しく冒険している様子
十八ページ
ネクロ(そしてエリーザ……)
ここも回想でネクロがエリーザと山で仲良く散策している様子
ナレーション「ネクロの心にはエリーザとの出会いや、かつての勇者パーティー達のこと思い出していて人間との共存に対する思いが深く根付いていた。
十九ページ
ネクロの家 夜 一人ベッドで横になっている
ネクロ(また戦いが始まってしまうのか……)
ネクロ(このままだと多くの人間と魔族が戦いで殺されていく)
ネクロ(何とかダンケを止めたいが止められる人なんていないだろうな)
二十ページ
ナレーション「一か月後」
魔王軍の侵略後、家などが壊れ建物から火が出て火事になっている様子
その光景を見たネクロは心が痛み悲しい表情をする
ネクロ「また始まってしまった……」
ナレーション「ネクロは今の自分じゃ何もできないことに悔んでいた」