麻倉 湊(あさくら みなと)。
高校3年生になり初めて同じクラスになった彼は、雑誌のモデルかと見間違える程綺麗な顔立ちで、爽やかになびく髪型が少し大人びた印象を与える男の子だ。
頭も良ければ、運動神経も良い、身長も高くてスタイル抜群で女子生徒達の憧れの的。
それは――
中学の頃から全然変わってない。
確かに家が近いから、中学校も同じだった。
高校はたまたま一緒だったけど、正直、今までほとんど話したことがない。
いつだって話題の中心にいる彼と、地味でおとなしい私なんかが交われるはずもなく……
ただ、遠くから見てるだけだった。
6年目でやっと同じクラスになれたけど、いきなりあんな風に言われて、どう接したらいいのかわからない。
ドキドキする心音が止まらなくて困ってるのに、フッとさっきの顔が浮かび、さらに心臓が高鳴る。
麻倉君は――
私の「初恋」の人。
中学1年の時からずっと、私の想い人。
眩し過ぎるよ、あのキラキラの笑顔。
ズルいよ、今になって私にあんな優しい顔するなんて。
高校3年生になり初めて同じクラスになった彼は、雑誌のモデルかと見間違える程綺麗な顔立ちで、爽やかになびく髪型が少し大人びた印象を与える男の子だ。
頭も良ければ、運動神経も良い、身長も高くてスタイル抜群で女子生徒達の憧れの的。
それは――
中学の頃から全然変わってない。
確かに家が近いから、中学校も同じだった。
高校はたまたま一緒だったけど、正直、今までほとんど話したことがない。
いつだって話題の中心にいる彼と、地味でおとなしい私なんかが交われるはずもなく……
ただ、遠くから見てるだけだった。
6年目でやっと同じクラスになれたけど、いきなりあんな風に言われて、どう接したらいいのかわからない。
ドキドキする心音が止まらなくて困ってるのに、フッとさっきの顔が浮かび、さらに心臓が高鳴る。
麻倉君は――
私の「初恋」の人。
中学1年の時からずっと、私の想い人。
眩し過ぎるよ、あのキラキラの笑顔。
ズルいよ、今になって私にあんな優しい顔するなんて。