「だから、一緒に入るのは……」


 無理っ、絶対にっ。


「……ふ~ん……」


 あ。
 つまらなさそうな声のトーン。

 彼、拗ねてしまっているのだろうか。


「わかった」


 彼、拗ねている?

 そう思った。
 だけど。
 なんとか要望を聞き入れてくれそうかな。


「じゃあ、その代わり」


 聞き入れてくれる。

 そう思ったのに。
 その代わり、って?


 何かあるの?


「今から5分、
 ものすごく激しいやつするから」


「え?」