それから、なにもかもがどうでも良くなり学校へも行かなくなった。全ての連絡を絶ち、部屋に引きこもる毎日を送った。

 唯一、熊だけが来るなと言っても勝手に家へ上がり込んできて、一方的に話して帰った。自分の家かのようにただただゲームをするだけの日もあった。

 鬱陶しくて冷たく当たってばかりいたが、今となっては熊のおかげで気が紛れ余計なことを考えずに済んでいたのかもしれない。

 それから二ヶ月後、掲示板の写真を送ってきた熊がこの島に編入しようと誘ってきた。