君とスウィートブルーを詰め合わせて。

青春・恋愛

蜃気羊/著
君とスウィートブルーを詰め合わせて。
作品番号
1707557
最終更新
2023/09/24
総文字数
9,378
ページ数
1ページ
ステータス
完結
いいね数
3
ランクイン履歴

総合48位(2023/10/01)

青春・恋愛14位(2023/09/28)

ランクイン履歴

総合48位(2023/10/01)

青春・恋愛14位(2023/09/28)

1000文字で終わる、
エモい恋のエピソードをまとめた詩集です。

新作書き下ろしの詩17作が収録されています。

淡い青春の一瞬や、
恋のはじまりと終わり、
ただ、かわいい一瞬を切り取った作品です。

Twitterではほぼ、毎日、エモめな詩を公開しています。
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ぜひ、そちらもご覧ください!




●君との恋は秋の夕暮れみたい。


君との恋の始まりは秋だった。
イチョウ並木の中で君と初めて手を繋いだ瞬間、静電気が走って笑いあったことも、
今もまだ、鮮明に1秒ずつ思い出せるよ。
映画が24フレーム、つまり、1秒間に24枚の絵が重なって動画になっているみたいだけど、
きっと、それくらいその時のことを、再生できるんだよ。

君が言った言葉はすべて取っておきたいから、
スリコで買った300円のジュエリーケースをたくさん並べて、
その中に丁寧に保存していたよ。

だけど、もう、その必要はなくなったみたい。

君の言葉をひとつひとつ、ジュエリーケースから取り出し、
そのなかに、涙を一つずつ入れていく。
涙はガラスみたいに透明で、
ときおり、青い涙も混じっていたよ。

君と初めて手を繋いだ、あの秋の日。
深いオレンジ色の中で、思いなんか伝えないで、
ガソリンスタンドで静電気除去シートに触ればよかった。




☆☆☆ 収録作一覧 ☆☆☆

・君との恋は秋の夕暮れみたい。
・ねじの所為で僕らは共依存。
・伝わらない君が好きなのに。
・ダサいモチーフのネックレスを買った話。
・すれ違ったまま、諦めた恋を思い出すのはどうして?
・すれ違ったまま、諦めた恋を思い出すのはどうしようもなかったからだ。
・君とビルの下の氷上をすべる。
・上手く行かない恋は劇薬。
・今夜、君の胸にハート型のレーザーポインターを照射する。
・もっと、君とはしゃぎたい。
・すべてを捨てるよ。
・バスルームロマンス。
・何度繰り返しても。
・囚われた君を助けに行く。
・最終のメリーゴーランドに乗って。
・機嫌なおしてあげるよ。
・君は素直じゃない。


※表紙イラスト/ノーコピーライトガール様(https://fromtheasia.com/illustration/nocopyrightgirl)

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