僕は君の事を忘れるけれど、ボクはキミの事を忘れない

青春・恋愛

香澄 翔/著
僕は君の事を忘れるけれど、ボクはキミの事を忘れない
作品番号
1706050
最終更新
2023/10/01
総文字数
107,376
ページ数
38ページ
ステータス
完結
いいね数
1
病気によってサッカーが出来なくなってしまった少年、たける。
彼の前に突然に可愛らしい女の子が現れる。
こはると名乗った彼女は、何でもたけるのことを知っていて、たけるのことを大好きだと告げていた。

見知らぬ少女の好意に困惑するたけるだったが、少しずつほだされていく。
そんなある時にこはると誰か男が言い争っている様子に出会う。

「ボクにはちゃんと彼氏がいるんだ! キミとはつきあえない」

そういう彼女の声に、他に彼氏がいたのかと混乱するたけるだったが、そこに男が告げた言葉は。

「お前がどれだけあいつの事を好きであろうが、お前の事を全部忘れてしまうんだろ」

という台詞だった。

彼氏というのは自分のことだったのか。忘れてしまうというのはどういうことなのか。
困惑したまま、たけるはふらふらとその場を離れていく。

そしてたけるは。それをきっかけにして、こはるのことを忘れる。忘れてしまう。

たけるは好きな人のことを忘れてしまう病気だった。

二人はどうなっていくのか。たけるはこはるのことを思い出せるのか。
こはるはたけるに記憶を取り戻させることが出来るのか。

二人の気持ちが重なる時はくるのか。

これは好きな人の記憶を忘れてしまう少年と、その少年を好きな少女の物語です。

※表紙イラストはAIで作成しました。

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