なんてことはない

青春・恋愛

南雲一乃/著
なんてことはない
作品番号
1705095
最終更新
2023/09/29
総文字数
31,382
ページ数
13ページ
ステータス
完結
いいね数
26
ランクイン履歴

総合21位(2023/10/04)

青春・恋愛6位(2023/10/01)

ランクイン履歴

総合21位(2023/10/04)

青春・恋愛6位(2023/10/01)

好きになってはいけない人から逃げ出した夏。
ずっと苦手だった同級生と過ごした夏。
挫折を覚えて何者にもなれないおれたちの、高校最後の夏休みが始まる。
あらすじ
ピアノ演奏の高い技術を持ちながら男性ピアノ講師への片思いゆえにピアノが弾けなくなった千智(ちさと)は、高校三年生の七月末になっても進路が決まらず母親との確執が絶えない。
そんななか迎えた夏休み。千智は担任の命で、小学生にピアノを教える夏季ボランティアに参加させられる。そこにはサッカー部のエースながら怪我で引退した同級生・友哉(ともや)もいた。

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この作品の感想ノート

序盤のピアノ演奏の描写が素晴らしく、どんどん物語に惹き込まれていきました。千智の心の葛藤が苦しくも、友哉との出会いによって友情とも愛情ともいえない狭間の感情の芽生えが繊細に生き生きと描かれており、エモいという言葉がピッタリでした。
何者にもなれない、なんて……というラストのタイトル回収も素晴らしかったです!二人のこれからの人生の延長線上にそれぞれがそばにいる未来を願ってしまう、エモい青春ストーリーでした。素晴らしい物語をありがとうございました!

遊野煌さん
2023/12/07 09:55

とても繊細で切なくて爽やかで、ステキなお話でした。その年代の男の子たちの葛藤がリアルで、いつの間にか眉間にシワが😢感動して泣きました。最後、そこにたどり着けて良かったな。PKを終わらせるも良かったです。対照的な二人ですが、距離が近づく様子、お互いが本音をぶつけ合うシーンはわくわくしました。良い影響を受けて、二人はこの場所からどこに行くのか。この二人は、恋物語にはならず同士のような関係で、これからも人生のポイントポイントで刺激しあってほしいなと思ってしまいました。友哉君広い男で魅力的過ぎて、なかなかそうはいかないかな千智君。二人の未来楽しみです。

2023/08/31 08:32

この作品のひとこと感想

すべての感想数:18

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