なんで、男の子が知ってるんだろう?



そう思いながらも.....................



「.....................っ、元、です。元カノ、」



私は、ゆっくりと答えた。



すると男の子は........................



「じゃあ、こんなもの捨てて、
俺の彼女になってよ。俺は、水影彼方。高2」



ビックリすることを言うと同時。



──────グイッ!と、私を引っ張ると。



あっという間に、腕の中に閉じ込めた。



ハンカチを、飛ばした先、
水影彼方(みずかげかなた)くんと。



──────〝新たな恋〟が始まりました。



「...............っ、あの実は、
私、わざと、ハンカチ、飛ばしました」



その言葉に、
水影くんが驚いたのは言うまでもない。





fin.