【完】桜の降る日、君の隣で死ねますように





そして翌日――土曜日がやってきた。


それは朝日を背に受けながら、私が未来を書き変えた日。


昨日、私は柊依に頼んで、土曜日の欄に私のある未来を書いた。


『5月13日(Sat) 紫苑は夏野仁香と、緑の山中学で再会する』


夏野仁香(なつのにか)

それは私の中学時代の親友だ。

……いや、親友“だった”という方が正しいのかもしれない。

今ではもう、親友と呼んでいいかわからないから。


もうきっと交わらないはずだった、私と仁香の人生。

でも私はあの日記を使って未来を変えて、仁香に会いに行くのだ。