【完】桜の降る日、君の隣で死ねますように


「どういうこと……?」


意味がわからない。

いたって普通のありふれたこのノートが、未来を変える力を持っている日記だなんて。


「突然、身に覚えのないこのノートが、家の机の中に入ってた」


柊依の声を右耳で聞きながら、そのノートを受け取る。

ばかばかしいとはわかっているのに、ノートを開く指先にわずかに力がこもる。


ノートを開いてすぐ――1ぺージ目に、手書きではない細いフォントでこう印字されていた。


【ここに書かれたことが貴方の未来に起こることを約束します

注意事項
1、このノートの所有者の直筆のみ有効となります
2、一度書いたことの訂正はできません
3、魂の数の帳尻が合わなくなるようなことは叶えられません】