【完】桜の降る日、君の隣で死ねますように





菫が私たちを連れてきたのは、高校近くにあるショッピングモールだった。


地元では他にないほど大きな建物で、数多くのショップが軒を連ねている。

高校生にとっても数少ない遊び場であるここは、私たちと同じ制服を着た学生もよく見かける。


私たちを引き連れ菫が最初に向かったのは、3階の端にある本屋だった。

とても大きく品揃えも豊富な本屋で、カフェも併設されている。


本屋に着くと、先頭を歩いていた菫がふと立ち止まり、こちらを振り返った。


「遊ぶのもいいけど、まずは未来日記ってものの信憑性を私に証明してもらわないとね。柊依、未来日記は持ってる?」

「ああ。持ってるけど」


柊依がスクールバックから水色のノートを出した。

それはもうすっかり見慣れてしまった未来日記だ。


すると菫はにっこり微笑み、「じゃあ、私の未来を変えてちょうだい」と放った。