ゆっくりと寛ぎ、一人で静かに身体を洗って、赤くなっている目をシャワーにあてた。
 当てるたびに私は涙を流して、シャワーの水で涙をながす。
 キリがないので私は身体全体を洗った後、歯磨きをして、化粧水を顔につけた。
 自分の手入れを終えると、ベットに横になり、すぐ寝た。
 次の日。私は朝起きて、リビングに行き、両親たちにおはようと言う。
「おはよう。今日も一日やっていきましょう」
 母さんは私に手を振ってから料理をして、言ってきた。
「おはよう」
 私はまた母さんにそう言うと、母さんと父さんは嬉しそうに私に笑みを浮かべていた。
「な、なに。二人してニヤニヤして」
 私はその姿に引いて、苦笑いを浮かべた。
「いや、別に。今日は何の日でしょう」
 母さんはなんだか嬉しそうにして、料理をしながら私に質問してきた。
「…さぁ、知らないけど」
 私は台所からコップを取り出した。蛇口をひねって、水を出してからコップに入れた水をゴクゴク飲み干して答えた。
「……今日は私たちの結婚記念日! だから、お祝いよ」
母さんは右手を上にあげると父まで手を挙げて、テンションMaxに踊り出した。
「分かったから。結婚記念日は早く帰ってきてでしょ。分かったから」
 私は椅子に座り、母さんが作った目玉焼きがテーブルに置かれてから箸を持ち食べ始める。
「そう。今日はパーティーだからね。あなたも分かってる?」
 母さんは私の隣に座っていた父さんが目玉焼きを口で開いて食べた瞬間、聞いてきた。
「…あ、うん。聞いてる、聞いてる。俺も早く帰ってくるよ。ケーキも一緒にね」
 父さんは母さんにウィンクをしてから、声を発した。
「分かってるわね。よし、じゃあ力をつけて頑張ろう」
 母さんはさし箸を持ったまま上にあげて、笑顔を浮かべてみんなに元気よく言っていた。
「オー」