「わ、私の返事次第..................?」
そう尋ねてみた。
すると、西門くんは........................
「そ、俺だけに特別な言葉、言ってよ」
「..............................っ、」
ほんの少しだけ、分かる気がする。
西門くんが求めてる言葉。
でもこれを、
言って良いのかって分からなくもなるけど。
でも、やっぱり...............伝えたいっ‼︎
「っ、西門くん、紅く染めて、私の頬を」
「ふっ、りょーかい」
その言葉と同時に、
くちびるに、落とされた温もり。
絶対に染まりたくなかった私は、
──────キミに染まってしまった。
fin.