正直、西門くんの触れ方は。
いやらしくて、ズルい........................っ。
「........................っ、ぅ、」
だから、私はドキドキしちゃうの。
でも、それと同時。
こんなこと、
他の子にしないで欲しいって思うのっ。
「泣きそーに、なってんのもかわい」
私の耳元に、口を寄せてそっと囁く西門くん。
「...............っ、ねぇ、西門くん、
私以外に、こんなこと、しないでっ、」
そう告げると。
「んー、それは紅子の、返答次第かな」
そう言って、ニヤッと笑う西門くん。