付き合うことになった翌日。朝から連絡があった。
『おはようございます。一緒に学校行ってもいいですか』
驚いたけど、嬉しかった。今まで、一緒に学校に行くような人はいなかった。友達は一人で、同じ高校にいない。しかも、結構遠い高校に通っているので、電話ぐらいでしか話せない。最近はその電話さえも少なくなってきている。
とりあえず、メールに『いいよ』と返信し、私は少し髪型を可愛くして家を出た。恋する乙女か。
驚いたことに家が近かったので、近所の公園で待ち合わせし、学校に向かう。登校中、お互いの話題が尽きることはなかった。
好きなことや好きな食べ物、誕生日などの自己紹介をしていたら、普段は長く感じる学校までの道のりが、短く感じた。
学校について、圭斗君は私の教室までついてきてくれた。男の人はこんなにも優しいのか。否、圭斗君が優しいだけだ。それは私が一番知ってる。このままだったらいいな。
こんなことを考え、彼と別れて教室に入る。すると、周りの女子たちが騒ぎ出した。
「え?なんで吉田さん(美優の苗字)が圭斗様と一緒にいるわけ?!」
「知らないよ。でも、不釣り合いぃ〜笑」
「それなぁ、うちらの圭斗様が汚れるわ」
はぁ、初めてクラスの人と話すのがこんなに妬み・僻みのことなんてあるのか。頭が回らない。どうしよう。てか、そもそも圭斗様ってなんだ。
「はいはい、そこまで。俺の彼女に不釣り合いとか言わないでくださぁい。なんなら俺の方が惚れてるんで、ね?」
頭が回らない私の頭上に降ってきた声。振り返ってみると、教室に行ったはずの彼、圭斗君が後ろにいた。しかも、バックハグされている。
状況がわからない。なんでいるの。なんで私に抱きついているの。なんでだ。疑問が多すぎて頭から煙出そう。とにかく助かった。
「うん。私の彼氏でして。不釣り合いでごめんなさい」
すると、クラスの人たちの態度は一変。
「全然不釣り合いなんかじゃないよ!めっちゃお似合い!」
「きっかけとか教えてよ!」
「え〜!どこが好きなの?!」
こんなことを言いながら騒いでいる。でも、私はそれが嫌だった。とってもむかついた。なんか言ってやりたい。気づいた時にはもう遅い。私は、言っていた。
『おはようございます。一緒に学校行ってもいいですか』
驚いたけど、嬉しかった。今まで、一緒に学校に行くような人はいなかった。友達は一人で、同じ高校にいない。しかも、結構遠い高校に通っているので、電話ぐらいでしか話せない。最近はその電話さえも少なくなってきている。
とりあえず、メールに『いいよ』と返信し、私は少し髪型を可愛くして家を出た。恋する乙女か。
驚いたことに家が近かったので、近所の公園で待ち合わせし、学校に向かう。登校中、お互いの話題が尽きることはなかった。
好きなことや好きな食べ物、誕生日などの自己紹介をしていたら、普段は長く感じる学校までの道のりが、短く感じた。
学校について、圭斗君は私の教室までついてきてくれた。男の人はこんなにも優しいのか。否、圭斗君が優しいだけだ。それは私が一番知ってる。このままだったらいいな。
こんなことを考え、彼と別れて教室に入る。すると、周りの女子たちが騒ぎ出した。
「え?なんで吉田さん(美優の苗字)が圭斗様と一緒にいるわけ?!」
「知らないよ。でも、不釣り合いぃ〜笑」
「それなぁ、うちらの圭斗様が汚れるわ」
はぁ、初めてクラスの人と話すのがこんなに妬み・僻みのことなんてあるのか。頭が回らない。どうしよう。てか、そもそも圭斗様ってなんだ。
「はいはい、そこまで。俺の彼女に不釣り合いとか言わないでくださぁい。なんなら俺の方が惚れてるんで、ね?」
頭が回らない私の頭上に降ってきた声。振り返ってみると、教室に行ったはずの彼、圭斗君が後ろにいた。しかも、バックハグされている。
状況がわからない。なんでいるの。なんで私に抱きついているの。なんでだ。疑問が多すぎて頭から煙出そう。とにかく助かった。
「うん。私の彼氏でして。不釣り合いでごめんなさい」
すると、クラスの人たちの態度は一変。
「全然不釣り合いなんかじゃないよ!めっちゃお似合い!」
「きっかけとか教えてよ!」
「え〜!どこが好きなの?!」
こんなことを言いながら騒いでいる。でも、私はそれが嫌だった。とってもむかついた。なんか言ってやりたい。気づいた時にはもう遅い。私は、言っていた。