「えっと、、貴方は?」

そりゃそうだ。なぜか、すぐに返事をしない彼女に安堵した。

「僕は藤圭斗です。学年は同じです」

「圭斗くんね。覚えた。話戻って、いいよ。君と付き合う」

え?いまなんて、、?

イイヨ?ツキアウ?

いや、じぶんが聞き間違えるはずない。こんなにもうれしいことを。

認識した時の自分の声は、歓喜に震えていた。

「本当ですか⁈ありがとうございます!よろしくお願いします」

「こちらこそよろしくね。でも、1つだけいいかな」

多分、向こうは無意識だろう。でも、顔がとてもつらそうな表情だ。

?どうしたんだろう。そんなつらそうな顔をしないでほしい。

「はい。どうしたんですか?」

「私、君と同じだけの愛を返せる自信、ないよ。それでもいいかな」

やば、かわいい。こんなこと気にする人っているの?天然記念物?

「はい。むしろ、僕からグイグイいくことがあったらすみません」

「君がいいなら全然いいよ。愛されて悪い気しないしね」

やった!

「ありがとうございます。あの、、連絡先交換してもいいですか」

「いいよ」

 やった!好きな人と彼女になれた。超うれしい。

 こうして、俺の人生初の告白は成功に終わった。