一目惚れだった。

初めてその子を見たとき、なんて美しいんだろうと思わずにはいられなかった。

窓から差しこむ淡い光に包まれたその子はあまりにも綺麗で、周りに天使の羽根がふわふわと舞っているような錯覚を受けてしまう。

この子は誰なんだろう。

どこに住んでいて、何が好きなんだろう。

一瞬にしてその子を知りたいという気持ちに囚われる。

——それが君との、いわば運命的な出会いだった。