ずっと夢見てた。宗の恋人になって手を繋いでそばにいる事。
でも今の私は透けていて吐息を感じる事すらできない。
だけど、恋人。念願の、恋人だ。
今日は、一緒にひまわりばたけに行こうとバスに乗っている。夏休みだからか、それなりにバスは混雑していた。
「ねぇねぇ、ダーリン。どこいくぅー? わたしアイス食べたい!」
「ハニーがいればどこへでも」
目の前でバカップル……じゃない、熱い恋人たちが絡まるように戯れて言った。
なんだか真似できない自分が歯痒い気持ちにんりながら、私はため息をつく。
今日は酷く暑い日だった。宗は珍しくカジュアルな服につばの広いシンプルな帽子をプラスしている。
スポーツドリンクも、カバンに入れていた。
でも今の私は透けていて吐息を感じる事すらできない。
だけど、恋人。念願の、恋人だ。
今日は、一緒にひまわりばたけに行こうとバスに乗っている。夏休みだからか、それなりにバスは混雑していた。
「ねぇねぇ、ダーリン。どこいくぅー? わたしアイス食べたい!」
「ハニーがいればどこへでも」
目の前でバカップル……じゃない、熱い恋人たちが絡まるように戯れて言った。
なんだか真似できない自分が歯痒い気持ちにんりながら、私はため息をつく。
今日は酷く暑い日だった。宗は珍しくカジュアルな服につばの広いシンプルな帽子をプラスしている。
スポーツドリンクも、カバンに入れていた。