「お前のいない高校の文化祭は、寂しかったよ」
『宗……』
「いや。むしろお前のいない二年、虚しくて寂しくて切なかった。どこか心に穴が空いた感じがした」
『ごめん、ね』
「お前悪くないだろ。悪いのは犯人と助けれなかった俺達だ。特に俺は……」
『宗達は悪くないよ!!』
私は強く叫んだ。
絶対宗達は悪くない。悪いのは犯人だけだ。
私も一時期自分が悪いと考えたけど……。
「あの時どうすればよかったんだろうな。俺ら。……あ、歌番組始まった。見るか」
『うん。あ。今日は夏の歌特集だって。懐かしい曲もやるんだって』
誤魔化すように私はテレビの話を続けた。
視界が滲む。結果宗がキラキラして見える。
気のせいかな。奏の瞳がすごくキラキラしてる。
懐かしいメロディーが流れ、ますます悲しくなるのを堪えながら、私と宗は静かに歌番組を見た。
『宗……』
「いや。むしろお前のいない二年、虚しくて寂しくて切なかった。どこか心に穴が空いた感じがした」
『ごめん、ね』
「お前悪くないだろ。悪いのは犯人と助けれなかった俺達だ。特に俺は……」
『宗達は悪くないよ!!』
私は強く叫んだ。
絶対宗達は悪くない。悪いのは犯人だけだ。
私も一時期自分が悪いと考えたけど……。
「あの時どうすればよかったんだろうな。俺ら。……あ、歌番組始まった。見るか」
『うん。あ。今日は夏の歌特集だって。懐かしい曲もやるんだって』
誤魔化すように私はテレビの話を続けた。
視界が滲む。結果宗がキラキラして見える。
気のせいかな。奏の瞳がすごくキラキラしてる。
懐かしいメロディーが流れ、ますます悲しくなるのを堪えながら、私と宗は静かに歌番組を見た。