「咲香ちゃんと話したいからタブレット使ってよ。柴沢」
「はいはい。わかりましたよワガママお嬢様」
「そうじゃないってば!」
膨れる唯。可愛いけど、なんだこりゃ。なんかふたりを見てると次第に私の顔がほころんでいく。ダメだ。面白すぎる。
「おはよ……」
ようやく起きた宗も、寝ぼけた顔でふたりを眺めて笑いを堪えている。
だよねぇ。ふたりはそれがよくわからない、という様子でお互いを見て首を傾げている。
「なんか食べるから待ってろ」
「あたしなんか作ろうか?」
「唯、お前料理できるのか」
「ひどーい。簡単な料理ぐらいできますぅ」
ドヤ顔の唯。
「食パン焼くとかかか」
「うっさいな柴沢! 目玉焼きもフレンチトーストも何でもできるわよ」
「卵限定なのか」
「違うわよ!」
唯はお弁当も自家製なんだよなあ。恥ずかしいから周りには言わないでねって言ってたけど。
ヘルシーでキュートな彩りのいいお弁当はたまにもらってた。美味しかったよ。懐かしいなあ。
私は料理が下手だから……正直憧れてた。唯の色んなところに憧れてるけどね。
「はいはい。わかりましたよワガママお嬢様」
「そうじゃないってば!」
膨れる唯。可愛いけど、なんだこりゃ。なんかふたりを見てると次第に私の顔がほころんでいく。ダメだ。面白すぎる。
「おはよ……」
ようやく起きた宗も、寝ぼけた顔でふたりを眺めて笑いを堪えている。
だよねぇ。ふたりはそれがよくわからない、という様子でお互いを見て首を傾げている。
「なんか食べるから待ってろ」
「あたしなんか作ろうか?」
「唯、お前料理できるのか」
「ひどーい。簡単な料理ぐらいできますぅ」
ドヤ顔の唯。
「食パン焼くとかかか」
「うっさいな柴沢! 目玉焼きもフレンチトーストも何でもできるわよ」
「卵限定なのか」
「違うわよ!」
唯はお弁当も自家製なんだよなあ。恥ずかしいから周りには言わないでねって言ってたけど。
ヘルシーでキュートな彩りのいいお弁当はたまにもらってた。美味しかったよ。懐かしいなあ。
私は料理が下手だから……正直憧れてた。唯の色んなところに憧れてるけどね。