『私が住んでた場所じゃん! 神様!!』

 小さな頃から生まれ育った場所!
 高校は少し遠いとこだったけれど。私含めた仲良し四人みんなその周辺に住んでる。
 とても懐かしい街。
 久しぶりに、その街に堂々と行ける!!

 正直不安もあるけれど、嬉しいな。はしゃぐ気持ちも大きいし、かなり浮かれる。

「そうだよ。だから言いたくなったんだよ。僕は」

 はあ。と大きなため息をつく神様。なんだかすごく憂鬱そう。

『で、他には? 他には?』

「君の知り合いだよ」

『え? 私の? 病弱な知り合いなんかいたっけな。私の覚えてない人かな。えー? なんだか不安だな』

「僕も不安だよ。君がわけわからない行動取りそうで」
『え。そんなに心配』
「そりゃね」

 どういう事? 神様は私を睨みつける。
 怖い。
 美形の怖い顔はやばい迫力だよ。
 泣きそう。