ヒェロニム・ロムンヅキ
エルフ、90歳(人間の14歳くらい)、157cm。銀朱色の髪で目が緑色。女性のように可愛い顔をしている。
ポロツク王国を統治するエルフ王のギェドリウスの孫。上には二人の姉と三人の兄がいるため、ヒェロニムは領地を継ぐ予定はない。そのため、子供の頃から「戦闘司祭」の教育を受けたが、《黒化》して吸血鬼になってしまうエルフたちを、殺すのではなく、救うことはできないかと模索している。そのため、ヒロインであるリンガイラのことも逃がした。
そのせいで、ヒェロニムは、のちにリンガイラの奴隷となる。
性格と魅力:優しくて共感力が高く、弱者を助けたがう。宮殿の中で、家族に差別された従妹から下僕まで和顔愛語で接するため、人気も高い。
役割:種族間の戦争を解決したい、「善」の存在。変動の時代に沢山の命を救った、『シンドラーのリスト』のシンドラーのような存在。
リンガイラ
吸血鬼、162歳(人間の18歳くらい)、170cm・亜麻色の髪で目が茶色。凛々しい顔で、胸は大きい。自他ともに認める美人。
ポロツク王国のなかにある村の村長の娘。村の半分が『吸血鬼病』に罹った時、リンガイラも罹患する。ヒェロニムのおかげで逃げることができるが、やがて、リンガイラは蜂起し、エルフ族を倒す。自分を逃がした「恩人」であるヒェロニムを奴隷にし、王族の血を継ぐ子供を作って、ポロツク王国の全てを手に入れようとしている。
性格と魅力:気が強く、自信が溢れている。一見、恐ろしく見えるが、弱者のことはきちんと守る。よくヒェロニムを誘惑して挑発するが、ヒェロニムは動じないのでやきもきしている。
役割:エルフと人間を平伏させたい「悪」。変動の時代に負けずに自分の道を拓くヒロイン。